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2018年9月2日日曜日

押し入れをIKEAのALGOTシステム収納棚で使いやすい収納へリフォームする~押し入れ中板(棚板)の解体方法、ALGOTは1・2階で計38,000円

押し入れというモノは、布団を入れる以外に使おうとすると、非常にストレスが溜まります。その元凶は、微妙な奥行と中板(棚板)ではないでしょうか?

今回、1階と2階の和室を洋室に改装するのに伴い、押入れの中板を外して収納棚を作ることにしました。使用した家具はIKEAのALGOT収納棚で、費用約38,000円、土日の2日で両階の作業が完成しました。


押し入れの中板(棚板)を解体する

押し入れに中板があると、どうしても下段奥のアクセスがし辛くなるので、デッドスペースとなってしまいます。これさえ無ければ、小さめのウォークインクローゼットにも、スライド棚を並べた収納でも、どちらにも改造することができます。解体方法に正解はありませんが、同じ構造ならば下記の方法で行うと楽だと思います。

必要な道具:バール(大・小)、ハンマー又はゴムハンマー


SK11 リフォームLバール 900MM



SK11 内装バール ステンレス V型 200mm CNS-2


バールは大型のものが一つあると、武器にもなるので(笑)便利です。冗談はさておき、大型の方がテコの原理により少ない力で解体・釘抜きができるので、作業が楽になります。

小型のバールは、リフォームバールがおすすめです。差し込み部が薄いので、材料に大きな傷を付けずに浮かせることができます。

裏からベニヤを剥がす

まず、棚板のベニヤを剥がします。ここで、表から釘を抜いて剥がそうとすると、半分以上の釘をひとつひとつ抜かなければ浮いてこない為、非常に大変です。そして化粧合板は脆いので、バラバラに割れる可能性が高いです。裏からバールで剥がした方が楽でした。

まず、三面の抑え材をバールで外します。隙間にリフォームバールを入れて、テコの原理で浮かせて行きます。



次に、押入れの下段に潜って、縦材とベニヤの隙間にリフォームバールを入れて隙間を作ったら、大型バールで少し浮かせます。これを半分以上の縦材で行うと、ベニヤが浮いてきます。全体を少しずつ持ち上げていくと、一気にベニヤが外れます。



縦材を下からハンマーで叩いて外す

縦材は上から釘で売っているだけなので、下から材ごとゴムハンマーで叩くと外れます。ちなみに、ゴムハンマーは黒色よりも白色の方が、どこかに接触した際に黒い跡が残らないのでおすすめです。



残った材をバールで剥がす

残りの材も釘でとまっているだけなので、バールで隙間を作って外します。バールの支点が柱に当たるようにすると、壁に穴が開くことを避けられます。


良い例


悪い例



解体完了。釘穴と柱の一部切欠き以外は、跡が残らず綺麗に撤去できました。

ALGOTの組み立て・設置

収納計画

ALGOTは壁付けとフレーム付きの2タイプありますが、押し入れの背面はベニヤで、柱の間隔がちょうどいいとは限らないので、壁付けは難しいと思われます(厚いベニヤを背面に張ればOK)。

フレーム付きは幅約41cm、奥行約58cmで、高さ・引き出し金具の有無によって何種類かあります。

  • 高さ60cm、引き出し4段用
  • 高さ100cm、引き出し6段用
  • 引き出し金具付き or ハンガー掛け

高さ60cmと100cmを縦に組むと、ちょうど押入れの高さ(170cm強)になります。横は2個でふすま1枚分です。値段は、100cmのハンガー掛け付きで2,000円です。

ハンガーに掛ける洋服が多いか、たたむ洋服が多いかで、フレームの組み合わせを考えます。棚は半分だけにして、残りは棒をブラケットで吊るしてハンガー掛けにしてもいいでしょう。フレームに入れる棚は、網タイプ500円(1個)とメッシュタイプ700円があります。網タイプは目が大きく、靴下が落ちたり洋服に跡が付いたりしそうなので、メッシュタイプをおすすめします。

我が家の場合は、1階の幅1.5mの押入れに60x2、100x2(ひとつはハンガー掛け)とし、2階の幅1.8mには60x2、100x2で押し入れの半分を棚にするようにしました。引き出しは34個(700x34=23,800円)。フレームよりもこれが一番高かった…。



組み立てと設置

組み立ては、四角いフレームにビスで横材を止めるだけです。六角レンチを金ノコで切って、電動ドライバーに挟んで使うと、ビス止めの作業スピードが10倍になります。というかレンチを手でクルクルするのに耐えきれなかった…。IKEAの家具の組み立てには、六角ビットと電動ドライバーがマストアイテムです。



引き出しも服も入れてしまうと、一人で持てないくらいの重さになってしまうので、フレームを先に設置します。ただし、引き出しが柱や襖に干渉しないかのチェックは必要です。



フレームにはフレーム同士の縦固定用器具2つと、壁 or 床固定用器具2つが同封されています。フレーム同士は組み合わせて4つの器具で固定します。床に固定してもあまり意味がないので、揺れ防止のために背面壁にビス止めします。この時のナベ木ネジは同封されていないので、別途購入します。丁度柱の部分にフレームの端が位置するので固定できましたが、ズラして設置する場合は注意です。ペコペコの部分にビス止めしても意味がありません。

1階の押入れは、上部に空きがあったので、板を取り付けました。先ほどの壁固定用金具を上向きに付けると、板をビス止めできます。押し入れの扉は元々開き戸で使いにくかったため、カーテンを設置予定です。



2階は襖を1枚開けると棚全てにアクセスできるようにしました。残った片側は、ハンガー掛けを設置予定です。



押し入れ1箇所2万円以下で出来るので、棚板やスライド金具を買うよりは安上がりです。押し入れの収納方法に悩んでいる方、思い切って中板を解体する手もあるのですよ。

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