以前はASUS Zenwatch2(レビュー記事)を使っていましたが、2017年8月ごろAndroid Wear 2.0に自動メジャーアップデートされた後、接続が不安定になり、ファクトリーリセット後はスマホとの接続も不可に。どうやら色々な機種で、2.0へのアプデによる文鎮化の事例が続出しているようで、回復の見込みもないのでメルカリで売ってしまいました(8,900円、そのときの記事)。
無いのは無いで困るんですよね。スマートとかIoTとか言っているけど、コレ系の一番の役目は、
「スマホをバッグイン→着信・通知に気付かない」不便を解消
だけだと思うんですよ。昔、2つ折りのガラケーについていた「サブディスプレイ」と一緒ですね。特に最近は5.5インチ以上の大型スマホが増えたので、バッグやベルト下げポーチに入れることが多くなった訳で。
スマートウォッチを含む腕系IoT機器は大きく3つの系統があります。
(1) Apple Watch, 各Android Wear機器
スマートウォッチの本家で、アプリが対応していれば何でもできる。メールやLINEの本文表示、返信(超絶指先テクが必要)、StravaやGoogle Fitの運動スタート、マップを表示してナビ等。ただし高価(20,000円~)でバッテリー持ちが悪い(多くて2日程度)。OSのアプデで今後も機能が増える可能性がある(私の場合は文鎮化でしたが…)。(2) 旧Pebble, ASUS Vivowatch等独自スマートウォッチ系
AppleやGoogleの作ったOSでなく、メーカ独自のOSを入れて、画面を電子ペーパーにして1週間充電不要にする等、特色を出したもの。(3) Fitbit, Garmin, Miband等フィットネスバンド系
画面を小型化、心拍数センサーを付け、機能を最小限に絞ることにより、2週間以上充電不要、睡眠・運動中も付けっぱなしする運用が可能。(1)は高額な割に発展途上の製品だな、と思いますね。毎日充電が必要で、小さな画面にゴチャゴチャのUI。今後はLTE対応でスタンドアロン動作に対応すると言いますが、さらに電池持ちが悪くなり、SIMカードを追加購入することになるのでは?ちょっと私の求める物とは違ってきました。
(2)は良いと思っていたのですが、PebbleがFitbitに買収され開発終了、他は数メーカーが作っているだけで、選択肢が無く、将来の展望もつかめません。オモチャと考えると1万円オーバーも高く感じます。
通知だけに絞り、メッセージ本文の表示は諦め、ついでに運動管理ができればな、と思い(3)を選びました。(3)の中でも有名処のFitbit、アウトドア機器メーカーのGarminは1万円台後半と高額で、聞いたことのない中華製が2,000円~、間を取って中華有名処のXiaomi Miband2を購入しました。
1.開封から接続
中国メーカーのパッケージは最早日本製を超えていますね。Appleの真似と言ってしまえばそれまでですが。3,000円のガジェットにもブランドの誇りを纏わせることが重要なのです。箱裏に黒いスポンジまで貼り付けてあります。本体・ベルト・充電ケーブル・英語の説明書が同封されています。充電コンセントが無いので、USB出力のある充電器が別途必要です。充電するには本体とベルトを外す必要があります。シリコンゴムの穴に差し入れる感じです。防水性が必要なので、microUSB端子は付けられなかったのでしょう。
充電をしている間に、スマホに「Mi Fit」アプリをインストールします。説明書付属のQRコード又はGoogle Playで直接検索します。動作させるのにはアカウントを作る必要があります。気持ち悪いですが、日本の共産党に入るより面倒は無いかと。アカウントを作った後、アプリからサインインが出来なくなる(進行中のままになる)ことがあります。恐らく確認メール経由で、ブラウザからサインインしていることが原因と思われるので、ブラウザでサインアウトした後に、アプリを立ち上げ直してサインインするとうまくいきます。
装着感は、スーパー銭湯のロッカーの鍵ベルトを想像してもらうと近いです。
スマホとの接続は、アプリから「find Miband」を選ぶだけ。Bluetooth設定画面からペアリングする必要はありません。Android Wearだと、WearアプリとBluetoothペアリングどちらをやればいいのか分からないので、その点シンプルで良いですね。
2.運用
Mi Fitアカウントで「Japanese」を選んでも、アプリは全て英語表記なので、苦手な人は分かり辛いかもしれません。サードパーティー製の有料アプリでも使えるようですが、300円で安いとはいえ本体価格の1割なので、どうしても純正アプリで限界が見えたときに検討すればいいと思います。初期設定は3ステップで、
(1) Mi Fitアカウントで身長体重を入れる(多分カロリー計算に使われる)
(2) Mi Fitの通知許可設定(メッセージから設定画面に飛んでオンにします)
(3) 通知したいアプリを選ぶ(メール、LINEなど、必要なものを自分で選ぶ必要があります)
特に(2)(3)をやらないと通知機能は使えません。通知はスマホから1秒ほど遅れで、バイブはちょっと弱く感じます。走りながらだと気付けないかも。リマインド(着信のみ設定可能)やLED点滅機能は無いので、一度目で見逃すとアウト。表示は、LINEなら「LINE」アイコンが一瞬表示されるだけで、発信者・本文は見ることはできません。というかこの画面サイズだと物理的に無理!
本体操作はタッチボタンのみで、タッチ毎に「時計」「歩数」「心拍数測定」が切り替わります。時計は小さいですが、「Mon. Sep 11」と曜日日付を下付けすることができます。「心拍数測定」表示のままで待つと、5秒ほどで心拍数を測定して記録します。
フィットネス機能ですが、「歩数」「歩いた距離数」「消費カロリー」は自動測定されます。道のり等もちゃんと記録したい場合は、アプリの「Activityの記録」から。
心拍数を計測してどうするかと言うと、脂肪燃焼に適した心拍数に抑えるための運動強度の目安とするんだそうです。
(220 - 年齢) x 0.4~0.6
を目標とするのが良いらしい。また、平常時は一般人平均65~75で、スポーツマンは約50。頑張らない、ゆっくりした有酸素運動を続けて、段々と平常心拍数が下がっていくといいなぁ~健康だなぁ、という感じでいいでしょう。ちなみに激しい運動は寿命を縮める、スポーツマン=不健康というのが定説となっているようです。昔、マッスル北村というボディビルダーが「餓死」で急死したことがありましたが、プロアスリートは命を削って稼いでるわけで、笑うなら趣味でフルマラソンをする一般人の方ですね。運動も日焼けも健康的なのはイメージだけで、過剰は禁物です。
運動中の「High heart late alart」機能もあるので、激しすぎる運動を制限することもできます。まぁ、測らなくても苦しいから分かるだろうけど(笑)
バッテリーは丸一日で1パーセントも減らないというのは何かオカシイですが、この分だと2週間は確実に持つでしょう。ちなみに残量は本体では見れず、スマホのアプリで確認します。
日々の運動と、個別に記録した運動それぞれの履歴を表示できる
Google FitとかStrava等フィットネス系アプリは不要となるくらいの使いやすさ
(それらを真似したのだと言われればそれまでだが)
Xiami Miband2 まとめ
良いところ
- バッテリー持ち(2、3週間)
- 安価(Amazonで約3,200円)
- 簡単な操作、使いやすいアプリ
欠点
- アプリが英語のみ
- メール・SNSの着信はバイブ1回のみ。本文表示・繰り返し通知はできない。
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