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2016年12月7日水曜日

TP-LINK Archer C9 購入&レビュー

Aterm WG1400HPが、保証期間が過ぎたころに毎日落ちるようになり、フレッツ光のモデム兼ルーターPR-500MIに無線LANカード(付属品、月額無料)を付けてしのいでいたのですが、遅い・飛ばない不満があったので、ネットで評判のTP-LINKの製品を買ってみることにしました。


TP-LINKは中国のメーカーで、無線LAN機器世界トップシェア、最近日本に進出してきたそうです。もうNECやBuffaloの「問題が発生したら電源ケーブルを抜き差ししてください(それが仕様です ドヤァ)」には懲り懲りだったので、実績のある海外メーカーから選ぶことにしました。ASUSやNETGEARが良さげでしたが、値段も高い。知らないメーカーだけどコスパイイなと目に止まったのがTP-LINKでした。

機種は、新製品のArcher C55が5,000円ちょっとで買えるので良いかと思ったのですが、横置き限定で、LANポートが100M(WANは1000M)なのが許容しがたく、旧シリーズの上位機種Archer C9を12,000円で購入しました。WANがギガビットならいいじゃないかと思ってしまいそうですが、アクセスポイントモード又はハブとして使いたくなった時に100Mで制限されるのは痛いですよ。

2016/12からは新製品も続々出てくるようです。

アクセスポイントモードとして使う

PR-500MIにはルーター機能もついているので(これだけでネットができる。無線LANも付属カードを差せばできる。ただし性能はそこそこ)、配下の無線LANはルーター機能を切ってアクセスポイントモードにしないと、2重ルーター状態になってしまいます。デメリットとして速度低下、ポート解放が煩雑になる等あるので、避けるのが賢明です。

アクセスポイントモードへの切り替えは、スイッチがある機種もありますが、こちらは設定画面に入る必要があります。面倒だし、ネットで調べなければ分かりませんでした。C9とパソコンを有線LANケーブルで繋ぎ、パソコンのブラウザで192.168.0.1を開き、認証画面でadmin/adminを入力します。もちろんこの時インターネットは繋げません。詳しい方法はTP-LINKのQ&Aページ:http://www.tp-link.jp/FAQ-417.htmlにありますので、事前に印刷か保存しておく必要があります。終わったら、PR-500MIとC9のLANポートどうしを繋げば、無線LANが使用可能になります。

しかし、ここで問題が起きました。

  • 設定画面に入れない(固定IPでもtplinkwifi.netでもダメ)
  • プライベートビエラが正しく繋がらない
設定画面は、もちろんまたパソコンと直結すれば見ることが出来ます。出来ますが…そんな面倒な仕様?アクセスポイントモードにしたあとに設定画面に入る方法もホームページに記載がありません。もしかしたらこのモードはあまり想定されていないのかもしれません。海外ではルーターも自分で用意するのかな?

もう一点、プライベートビエラ「UN-JL15T3」の問題。この機種はネットワーク設定にかなり癖があるのですが、どう設定してもネットに繋がらず、IPアドレスが192.168.0.*になってしまいます。目的はBDレコーダーのチャンネル全録をプライベートビエラでも見ることなのですが、BDレコーダーは他と同じセグメントの192.168.1.*なので、同一ネット内の機種検索ができない状態です。

スマホもパソコンも安定して繋がるので、使えることは使えるのですが、なんだか気持ちが悪いのです。だったら、せっかくの高性能機種の方のルーターを使い、PR-500MIは素通しにしちゃえば、問題解決して一石二鳥でないかと思い、設定をし直しました。

やっぱりルーター(通常)モードにする

まずリセット、C9本体裏側のWPS/RESETボタンを、表の電源ランプが点滅するまで長押しします。これで初期設定に戻ります。

次にLANケーブルを、PR-500MIのひとつのLANポートから、C9のWANポート(青色)に繋ぎます。と、その前に、PR-500MIのPPPoEブリッジ設定をオフにした覚えのある人は、オンに戻しておきます。これ以降通常の方法ではPR-500MIの設定画面に入れなくなるので。接続先情報は消さなくても、ブリッジ有効だけで2重ルーター状態を回避してくれるようです。初期設定から変えていない場合はそのままで大丈夫です。無線LANもオフにしておきます。

その他の有線LANで繋ぐ機器や、スイッチングハブをC9のLANポート(黄色)に繋ぎます。PR-500MIのLANポートは、C9に繋ぐ1本以外は使ってはいけません。接続できないか、2重ルーター状態になってしまいます。

あとはC9の電源を入れれば、パソコンから192.168.0.1で設定画面に入れます。最初の接続ウィザードかLAN設定から、PPPoE接続を選び、プロバイダーから付与されたユーザー名・パスワードを設定します。インターネット接続はこれだけで完了です。

ウチの場合は、NASなどを固定IPで192.168.1.*にしていたので、C9のアドレスとDHCPサーバー設定を変更しました。(もしかしたらプライベートビエラはこっちのアドレス体系に引っ張られていたのか?アクセスポートモードにしたときにDHCPサーバーは無効にしたのですが…)

詳細設定タブをクリックしてから、LAN設定に進み、アドレスを192.168.1.1に変更、DHCPのアドレス範囲を192.168.1.1~199に変更します。

管理画面は使いやすいです。現在接続している機器も表示されます。グラフィカルで、片言のニホンゴもありません。この点はNEC(AtermもPR-500MIも)の管理画面を凌駕しています。あれはもう、アマクダリ子会社丸投げなので改善のしようがないのでしょう。

ここで2重ルーターかどうかを確認します。コマンドプロンプトから"tracert jpn.nec.com"を実行し、192.168.*.*が1行のみ表示されればOKです。前述しましたが、PR-500MIの場合、PPPoEブリッジ設定オン、接続先情報が残った状態でも自動で2重ルーターを回避してくれるようです。

プライベートビエラもちゃんとつながります。ちなみに、プライベートビエラは風呂や2階に持ち出すことを考えて、無線LAN接続にすることをおすすめします。親機のダイレクトWiFiは電波が弱いです。BDレコーダーもネットに繋げば、こちらに録画した番組もみることができます。チャンネル録画しておけば、家中どこでも1週間分のテレビ番組が見れるというのは非常に便利です。

WG1400HPでできなくて、有線接続したパソコンのツールから設定するという面倒な手順を踏んだ、CanonのプリンタMG3550とのWPSを使った接続ですが、一発でできました。WPSボタンがRESETと共有で裏側にあるのがちょっと使い辛いですが。

PR-500MIの無線が駄目すぎたので比較はできませんが、WG1400HPの頃よりも安定して通信できる範囲が広がりました。有線も少し早くなった気がします。PR-500MIのルーターがボトルネックになっていたのでしょうか?

ウチはフレッツ光なのですが、プロバイダのBiglobeが非常に遅くて(数Mしかでない)、遅々たる歩みで回線増強中な為(あれ、なんか私はNECの敵みたいになっている…笑 偶然ですよ、恨みは有りません)、ネットの速度が劇的に上がることはありませんでした。

色々設定しましたが、通常のルーターモードなら簡単に繋ぐことが出来ます。アクセスポイントモードは手順書が無いのに加え、ウチでは一部機器が接続できない問題も起きたので、あまりおすすめしません。数日使っていますが、動作は安定しています(それがフツー)。珍しいところでWiFiオンオフ、電源オンオフの物理スイッチがついていますが、これはAtermにこそ%$&#…。

見たことのないメーカー、説明書がペラ紙一枚でそれ以上はネットで調べなければいけないこともあり、売れる製品にはならないと思います。せめて初心者用機種には、「フレッツ光の場合」「au光の場合」など状況に応じた接続・設定マニュアルを添付しなければだめでしょう。縦置きですがスタンドが固定式で幅が広く、場所を選ぶことも。それでも安定した動作・コスパ・使いやすい管理画面は、世界標準と言えます。ガラパゴスLANからのステップアップにいかがでしょうか?

アンテナを自由に振るためには、30cm四方の空間が必要 コンパクトではないです

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