アサヒ軽金属 ゼロ活力なべで蒸気が漏れて圧がかからない場合の対処法

圧力鍋に火を入れた時に、蒸気が漏れて圧がかからなくなってしまいました。結局、ひとつの部品の組み付け方の違いが原因でしたので、対処法を書き残します。同様の現象に困っている方の助けになれば幸いです。

ゼロ活力なべは高価ですが、圧力を高くできて、丈夫で長持ちと評判の圧力鍋です。かなり重宝しており、おでんなんかも、大根を出汁で煮る→おもりがシュシュと鳴ったら火を止める→味付けして他の具を入れる→もう一度加熱して圧が下がれば出来上がりと、コトコト煮ることをせずにできてしまいます。出汁をとらなくとも、一緒にスルメと昆布を入れてしまってもいいです。

便利なのですが、欠点としては

• 圧力蓋の部品が多くてメンテナンスが手間
• 圧力蓋が回転式なので、ちゃんとロックされているか分かり辛い
• すぐに圧力を下げたい時に、おもりを傾けた状態をキープしなければならないので、蒸気が飛んで熱い、周りが汚れる

ティファールはその点、蓋を置いてボタンを押すだけなので、楽です。ただしこちらはパッキンの裏表が間違えやすい形状でした。

トラブルはこの部品を分解して洗って、組み立てた後に起こりました。火を入れて圧力ピンが上がってきますが、おもりが鳴らず、取っ手の隙間から大量の蒸気が漏れていました。火を止めるとすぐに圧力ピンが下がります。パッキンがずれているのかと思いましたが正常で、組みなおしてもやはり漏れてしまします。

原因は、恐らく異常な圧力を逃がす安全弁だと思われる、この部品です。

白い球が手前に位置するのが正常で、奥へ入ると異常です。

奥の方が納まりが良いように感じるのですが…しかも一旦入るとなかなか抜けません。

手前にすると、ちゃんと圧がかかるようになりました。

今回の原因ではありませんでしたが、パッキンのここもミスしやすいです。蓋ロックピンがかかっていると、パッキンが浮いてしまうのです。指で押して引っ込めてからパッキンをセットしましょう。