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2016年10月20日木曜日

フレッツ光の速度が遅い原因を探る~プロバイダ選びは重要 光コラボに注意

事の起こりは無線ルーターのNEC Aterm WG1400HPの不具合で、元々USB接続のHDD(簡易NAS)がたまに見えなくなっていたのですが、ついにネットの切断→再起動で復帰する事象が起きるように。それも週一だったのが毎日再起動が必要になったため、見限りました。口コミでもAterm全般でこの事象が見られるようで、サポートに頼っても切り分け不可で、返品かゴミとなる始末のようです。

フレッツ光から貸与されたONU&ルーターのPR-500MIは、付属の無線LANカードを差すと無線LANルーターとして使えるようなので、とりあえずこちらを使うことにしました。貸与品なので性能も低いと思いAtermを使っていたのですが、これも2.4GHz/5GHz対応で、大きく劣る点はなさそうでした。

しかし、夜にタブレットでYoutubeを見ていると時々ロードで止まるので、やはり速度か電波強度が駄目なのかと思い、速度計測すると、5Mbps程度。ふと有線接続のパソコンでも速度計測してみると、こちらは1Mbps。色々な端末で試すと、700k~7Mbpsしか出ていないことが分かりました。これはPR-500MIが悪いのではないと思い、要因を探ります。

問題の切り分けは以下の順番で行いました。


有線と無線、別端末との比較

有線接続のパソコン等と、無線接続のスマホ等で、同じ速度計測サイトを利用して速度を計測します。パソコン上で有線/無線を切り替えてもいいです。無線が著しく遅い場合は、無線LANルーターの設定や設置場所に問題があることが多いです。


ルーター直結とHUB経由の比較

HUBでLANケーブルを分岐している場合、分岐前に直接ケーブルを繋いで速度の比較をします。


NGN直結とプロバイダ経由の比較

1、2で速度や安定性に変わりない場合、プロバイダが原因であるかを調べます。その為にはちょっと面倒なのですが、プロバイダを経由しないインターネット接続(NTTが用意したサイトに限る)の設定をルーターに施す必要があります。光回線開通時に設定を書いた紙を見ながらやったアレです。

ルーターの設定画面を開く


ブラウザのアドレス欄に、ルーターのIPアドレスを打ち込みます。分からない場合、コマンドプロンプトで「ipconfig /all」と打ってEnter。「イーサネットアダプターローカルエリア接続 デフォルトゲートウェイ」の文字を探して、その横にあるアドレスがルーターのアドレスです。


NGN直結設定


ルーターのアドレスにアクセスすると、ユーザー名とパスワードを入力する画面が出ます。標準はadmin-adminかuser-userとなっていると思います。

「基本設定ー接続先の選択設定」で、メインの一つのセッションが登録されていると思いますが、そこにセッションを追加します。編集ボタンを押して、


接続先名:UserSupportSite

接続先ユーザ名:guest@v4flets-east.jp

接続パスワード:guest


を登録します。この情報は変わるかもしれないので、NTTのホームページで最新情報を参照することをおすすめします。手順は全て書いてあります。

https://flets.com/next/square/connectv4/win/



下部にある、設定ルールに宛先ドメイン「*.v4flets-east.jp」を追加します。
何故かIPv4の設定なのにIPv6用サービスサイトにしか行けませんが、速度計測は可能です。

PR-500MIはマルチセッション機能があるので、NGN直結の設定を保存しておくと、サービスサイトの閲覧のみをNGN直結、その他のサイトをプロバイダ経由で自動接続してくれます。

結局私の場合は3でプロバイダ(Biglobe)が原因だと分かりました。NGN直結で300~400Mbpsの時にプロバイダ経由だと1Mbps前後となってしまいます。一番最初の設定時(夜中)や休日の日中に速度計測した時には数十Mbps出ていたので問題ないと思っていたのですが。

そういえば先日、Biglobeからコラボ光であるビッグローブ光の勧誘電話がありました。勧誘というか「速度は変わらず機器もそのままで安くなるから、切り替えてもいいですか?」のような誘導形だったので怪しく思い、自動で強制的に切り替わるのかと聞くと「いえ、任意です。お客様はすぐに切り替えされないのですね?」として保留にしたのですが、これは良い判断でした。

コラボ光とは…

従来のプロバイダとフレッツ光を別々に契約する形に対して、プロバイダが光回線を借りてセットでユーザーに貸し出す形になります。請求がひとつになり、料金も安くなり、プロバイダはユーザーを抱え込める利点がありますが、プロバイダを気軽に変えることができないリスクがあります。多くは2年縛り・解約金を設けていますし、一旦光回線も解約となるので不通期間もできてしまいます。

プロバイダのネット快適度は、設備とユーザー数のバランスによって変化します。例えばNTT Docomoのコラボ光であるドコモ光のユーザーがOCNに大量に入ってきて従来のユーザーも遅くなるということも有り得ます。コラボ光が出てきたことにより、ユーザーの入れ替えが起こり、評価の良かったプロバイダが全く使えないものとなる可能性もあります。

我が家のBiglobeがいつから夜間に遅くなったのか不明ですが(夜間遅くても接続が切れることはないので、前出のAterm不具合はホンモノでした)、ビックローブ光による設備変更やユーザー数増が原因かもしれません。

※速度低下のため、回線増強計画があるとBiglobeから通知がありました。この速度じゃああユーザーが離れるばかりでしょう。やっと腰を上げたようです。

こんな時、回線とプロバイダを別契約にしていれば、気軽に乗り換えできるし、乗り換えなくてもお金さえ払えば二重、三重契約もできます(ルーターの設定で切り替えることが出来る)。


今回学んだこと



  • プロバイダを値段や知名度で選んではいけない(現状、口コミを信じるか試行錯誤するしかない)
  • 光コラボはプロバイダを気軽に変えることが出来ず、それは大きな問題


とりあえずBiglobeの2年縛りが終わったらプロバイダ探しだな…。

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