ZTE Blade V580 初期不良対応の顛末記

SIMフリースマホのZTE Blade V580をAmazonで購入後、初期不良（指紋センサー異常）に見舞われ、結局買ってから２回の授受で２週間以上使用できなかった顛末を記します。

V580はコストコで上位機種のAxon Miniとともに廉価販売されていた機種で、透明カバー＆液晶保護シール＆モバイルバッテリーを付属して19,990円（後者は29,990円）というバーゲン価格を掲げておりました。これは単品でも、コストコ年会費込でも、Amazonなぞと比較しても最安値で、案の定早々と完売してしまった店が多いようです。

PokemonGoフル対応機種として最安値なので狙っていたのですが、近隣のコストコでは既に在庫無し。仕方なくAmazonにて23,000円で購入しました。

ところが届いてみるとコストコと同じセットで、段ボールのロゴも同じ！これはせどり業者がコストコで大量購入して品切れさせて、利益を上乗せして売るパターンですね。非合法ではないので何とも言えませんが。

嫁と（仲良く）２台購入したのですが、１台の調子が悪い…指紋認証でのロック解除をオンにすると、触っていないのに勝手に画面が付いてしまう。電源ボタンで切っても消えず。ファクトリーリセット、再キャリブレーションや再登録を行っても改善せず、指紋認証をオフにすると正常になるので、これはセンサーの異常と思い、初期不良対応させることにしました。

通常のAmazon発送商品、日用品とか衣料品は、到着時に破損していた場合、無償で交換できます。着払いで不良品を送ると新品が発送されるのですが、以前、メールでのやり取りが終わって、私が不良品を送る前に代替品が届いたのでその素早さにビックリしたものです。

この商品はAmazonでは交換を受け付けていないと明記されているため、メーカーへ直接連絡することになります。Amazon発送以外のショップ発送のＰＣ等ではこういった仕組みになっていることが多いようです。ま、今回はせどり業者なので返品交換と言われても困るんだろうけど。

スマホに同封されたペラペラの保証書にZTEカスタマーセンターへの連絡先が書いてあります。電話だと繋がりにくくて片言のニホンゴで噛み合わないイメージがあったのでメールで（あくまでイメージです、電話の方が手短に済むかもしれません）故障内容を送ると、１日程で返信が来て、「テンプレートに故障内容を記載して返信し、本体を着払いで送ってください。」だそうで（最初のメールの内容は読まれていない）。

修理の要点は、

• 保証期間中のメーカー責による故障は、送料を含め無償。
• 受付完了、発送の連絡はしない。有償修理になったときのみ連絡がくる。そこで修理を断った場合も検査料がかかる。

うん、合理的でメーカーが絶対に損しないシステムですね。恐らく水没や落下の証拠が見つかると有償修理になるのかと。通販などで保証書に店名・日付が書かれていない場合は、印刷した購入履歴の添付で良いそうです。Amazonでは購入履歴のページから印刷できます。

送って一週間（メーカーの言う通り何の連絡もなし）、帰ってきた荷物にびっくりしたのは、段ボールも梱包材も、私が送ったものをそのまま再利用していること。丸めた新聞紙とプチプチの端切れを。エコですね。パッと見開封されずに返されたのかと思いましたが、修理結果の紙１枚が同封されていました。

• 事象を確認
• 指紋センサーの配線不良の為、配線を交換

だそうですが、指紋認証をオンにすると…直っていない！電源ボタンを押しても押しても画面が付いてしまう元気すぎるスマホ(笑)

面倒ですが再送しました。メールには「指紋モジュール自体が駄目なんじゃないの？」と書いて。また一週間（ルール通りお詫びの返信も無し）。同じ段ボールが返ってきました。透明の梱包テープも同じ…これは逆にすごく律儀なのじゃなかろうか(笑)

今回は指紋センサーを含め交換したようです。背面・カメラ部分に新しい保護シールが貼ってあったので、もしかしたら基盤ごと交換したのかもしれません。その後一ヶ月たった現在、症状は出ていません。

通販で買った電化製品のの初期不良対応は、やはり面倒で分かり辛いです。ただ、今回はあちらの検品ミスさえなければ一週間で終わっていた話で、そう考えると悪くはない対応かな、と。キャリアのショップで買ったスマホでも同程度の手間はかかりますし。

※指紋認証が何度やってもうまくいかないのは不良ではありません。同じ指を３つ登録し、センサー部や指を綺麗にしておくとうまくいきます。

ゴタゴタはありましたが、ZTE Blade V580、いいスマホですよ。中国メーカー・大きさが気にならず、お近くのコストコに在庫があれば買いです。日本でのシェアを増やした暁には、さらなる親切な顧客対応を心掛けてほしいものです。