前回、簡易ネットワークオーディオとして、簡易NAS等の共有フォルダとESファイルエクスプローラーを使った構成を紹介しましたが、ファイラーから音楽再生するのはやはり格好悪い。
「foobar2000」というWindowsで人気の無料音楽再生ソフトがAndroidにも移植されていたことを知り、これとNASのDLNA機能を使ってスマァト&イマドキの再生環境を整えます。
こうしておけば将来DLNA対応のマトモな(=タッチパネルと良UIを備えた)ネットワークオーディオプレイヤーが出てきた時も、音源をそのまま利用できます。
ちなみに、プレイヤーというかリモコン的に使う端末は、不要又は普段使っていないスマホをオーディオ専用に使うのがおススメ。着信や通知音が鳴るかもと心配しながら音楽を聴くのは苦痛でしかありません。
1.QNAP Turbo NAS TS-212Pの設定
Music
Stationアプリに音楽フォルダを読み込ませ、DLNAメディアサーバーを稼働させます。フォルダの権限は、メインのパソコンで読み書きできていれば問題ないと思います。というか、権限を意識しないでいいのがメディアサーバーなのかと。つまり、フォルダ/ユーザーごとに読み書き/読み取り専用/閲覧不可を適切に選ぶ面倒を避け、「メディアファイルだから家じゅうの端末で見れてOK」という割り切り。「ヘビーメタルは子供に聞かせられません。」という家庭は注意。
DLNA(又はUPnU)というのはファイル共有の機能を限定し、音楽・映像・写真を家じゅうの端末(テレビやスマホやタブレット)で見れるようにする規格で、対応製品であればLANに繋げばすぐに使える便利なもの、の筈なのですが、数多の音楽・映像フォーマットによる機種依存、テレビなどメーカー独自のUIの使い勝手の悪さから、広く知られる代物とはなっておりません。
「ファイル共有」よりは対応端末が多い、繋がればラッキー、駄目ならSDカードや有線でいいや、というおおらかな気持ちでやってみよう!
①音楽用フォルダを作る
サブフォルダは歌手でもアルバム別でも構いません。WindowsMediaPlayer等で取り込んだフォルダをそのままコピーしても良。
※画面は、QTS 4.2系です
2.foobar2000の設定
設定画面から、下の方にある「UPnU」を選ぶと、NASの名前が見えます。これが見えない場合は、スマホが家のWiFiに繋がっていないか、1.の設定が間違っていてサーバーが稼働していない場合があります。家にパソコンがあれば、Windows Media PlayerでNASが見れるかどうかで、DLNAの稼働が判断できます。
NASを選び、「音楽」→「アルバム名」「フォルダ構成」から選曲できます。このように、NASに何が入っていても、どんなフォルダ構成でも、音楽ファイルだけを検索できるのがメディアサーバーの特長です。APPLE持ちの人はiTunes
Media ServerというNASのアプリを使って同じことができるようですが、APPLEはかじったこともないのでその世界はよく分かりません。
NASメーカーのQNAP純正の音楽プレーヤー、「QMUSIC」もありますが、音が途切れることがあるので、バージョンアップに期待、といったところ。
凄く便利になった!といった感じではないですね、まぁ面白さと将来性が7割といったところです。
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