1日目(夜) 仙台港→白石→安達太良
2日目 猪苗代→会津若松
3日目 喜多方→米沢→七ヶ宿→角田→岩沼→仙台港
寝床は車(フリード フルフラット化)。車中泊はコストの利点もありますが、何よりも自由であり、宿の予約に囚われず、工程の中で好きに休むことが出来ます。快適に休むためにもフラットなスペースは必要で、ウチのフリードも工夫により、シングルマットレスがちょい折りで入るようになりました。後はシートの段差や脇の隙間を埋められれば完璧なのですが(面倒)。シングルでも嫁と二人、食事をして寝るのには十分です(仲良いから?)。
早起き不要・高速の深夜料金が適用されることから、最近は金曜夜に出発して行けるところまで移動する工程にしています。
帰宅ラッシュを過ぎた時間の県道10号塩釜亘理線、国道4号線、県道23号仙台塩釜線(産業道路)はどこも空いていて走りやすく、高速道路を使わなくてもいいくらいです。ただし福島駅前は遅くまで混んでいて信号も多いので、白石ICから東北自動車道に乗り南下していきました。
安達太良SA
福島で大きなSAというと国見かここで、こちらは軽食コーナーが24時間営業で、大型車と離れたところに停められることがGood。ということで車中泊民もたくさん集まっており、皆1~2台空けて駐車している様子に「日本人で良かったなぁ~」としみじみします。
どうしても新しいウォシュレット付きトイレじゃなきゃ駄目という方は、福島松川スマートICで高速を降りて、国道4号線沿いにある道の駅「安達」智恵子の里・下り線に泊まるといいでしょう。
磐梯熱海駅
だいぶ進んだので土曜の工程が楽になりました。本宮ICで高速を降り、下道をトコトコ進みます。途中、磐梯熱海駅前の足湯をいただきました。
無料 9時~日没まで
河京ラーメン館猪苗代店
麺喰い第一弾はラーメン食べ放題。野口英世記念館や世界のガラス館、猪苗代地ビール館が集まっている場所です。1階の土産屋にはラーメンはもちろん、喜多方・会津の日本酒や名産品が置いてあります。2階はビュッフェのみのレストランで、ラーメン6種類と惣菜・デザートの食べ放題となっています。ラーメンはハーフサイズとなっていますが、量的には普通の3分の1程度で、2~3杯と惣菜をひと通りは食べれると思います(カレーの誘惑に負けなければ)。ラーメンは注文ごとに作ってくれるのがいいですね。その分混雑していると提供までの時間がかかります。
鶴ヶ城
ホント、ラーメン食べ過ぎで、胃の中で麺が吸水して破裂しそうなので、歩いて消費しよう!ということで会津若松を散策。あまり教えたくないのですが、七日町通りに一か所だけ無料の駐車場があります。七日町のホームページにこっそり載っている場所です。17時で閉鎖・冬季閉鎖するので注意です。一泊可能(1,000円)なコインパーキングは一か所のみ。ここに停めて七日町を飲み歩くのもいいかも。
七日町駅から鶴ヶ城までは2km弱で、古風な町並みと雑貨店を巡りながら歩くのにちょうどいいくらいです。会津若松駅からだと倍以上あるので、こちらは健脚必須。無駄に折れ曲がった道が多いのですが、城下町故に敵が攻めてきた際、真っ直ぐに入ってこられない為だとブラブラしている森田さんが言ってました。
鶴ヶ城はなかなか見応えがあります。天守閣のみ有料で、周辺散策や土産物屋は自由に楽しめます。お城の観光としては東北一ではないでしょうか。間違っても仙台の青葉城や白石城、山形城へ期待とともに訪れてはいけません。
東山温泉
夜の時間が空いたので、会津若松駅周辺で日帰り温泉を探したのですが、あまり無いようです。時間限定で風呂を開放しているホテル・旅館があるくらいです。東山温泉のホテル玉屋が近そうなので行ってみました。駐車場に停めると、何故か日帰りの人は狭く停め辛い駐車場に移動させられるという…。温泉はフツー。一応、ぬるい露天風呂があります。
前回は、会津坂下にある日帰り温泉「糸桜里の湯ばんげ」に行きましたが、ここは広くて良かったです。温泉でなくてもいいなら、「大江戸温泉物語あいづ」もあります。
リオンドール
ローカルスーパーって面白いんです。宮城だとイトーやウジエで、オッと思わせる品を見つけることが出来ます。会津・県央で良く見かけるのが緑の看板のリオンドールで、会津中央乳業の乳製品、馬刺し、地元の酒、中華屋の惣菜が特徴です。会津中央乳業は濃さにコダワリを見せるメーカーで、例えばここの飲むヨーグルトは30秒強く振らなければ吸うことすらできません。吸うのも小さい子には無理と思える強さが必要です。でも、美味しいんです。普通の値段で並べられているので見逃しそうですが、郡山のリオンドールでは無かったので、会津限定の珍しい逸品なのです。見つけたら大量買いしましょう。
道の駅あいづ
今日の宿泊場所です。最近できたばかりで、24時間開いているウォシュレット付の綺麗なトイレ、大型車と離れた広い駐車場があり、車中泊民に人気の場所です。夜中にDQNが出没することがありますが、マイルドなヤンキーなようで(盗んだバイクで走り出さない)、多少アイドリングが煩いくらいです。
リオンドールで買った日本酒(これが旨くて明日酒造所に寄ることに)と馬刺しでグダグダと酔っ払い、唐揚げや何かコッテリしたものが食べたくなってきましたが…ここはコンビニまで2~3kmあるため、歩いて買い物は無理なのです。飲む際、食料は十分に買っておきましょう。
ほまれ酒造
昨日飲んだ日本酒が旨くて、ネットで酒造所を調べてみると、日本庭園見学と試飲ができる場所でしたので、行ってみることにしました。喜多方市からちょっと北に外れた処にある、「ほまれ酒造/雲嶺庵」です。酒造タンクの脇を抜けると立派な日本庭園が。お座敷からも見せてくれました。バーカウンター風の場所にて試飲ができます。庭園を歩きながら嫁と試飲どっちジャンケンをして負けてあげた優しい旦那は見てるだけですが。全種類のお酒を試飲カップに波々と注いでくれるので、満足できると思います。日本庭園も備えていることで高級な酒ばかりかと身構えてしまいますが、こちらは比較的リーズナブルで、四合瓶1,500円以下からあります。帰りは…嫁が酔ってぐっすり寝ている…。
飯豊とそばの里センター
麺喰い第二弾。喜多方からちょっと戻りますが、山都駅近くの飯豊とそばの里センターへ。山都町はそば処で有名で、そば粉100%で実の中心だけを使った白い十割そばが名物です。
山道を行くと集落があり、民家でそばと郷土料理が食べられるのですが、今回は手軽に駅前で済ませました。手軽と言ってもこちらも山都町産そば粉100%を使用しています。
天ぷらそばを頼むと、饅頭の天ぷらが!
そばは食べたことのない食感です。つなぎが入っていないのにしっかりしていて、弾力があります。上品でのど越しを楽しむそばで、大盛りにしなかったことを後悔するくらい、美味。まぁこれは好みの問題ですが、所謂田舎そばと呼ばれる、山形の「あらきそば」で出されるような太く黒いそばってあまり箸が進まないんですよ。甲乙付けは不粋ですが、個性と個人的嗜好の問題で、田舎そばを期待する人は逆に物足りないかもしれません。
それと、出汁が薄めだったのと、水切りが甘かったのが残念でした。ここは給仕の方々の問題かな?
米沢市 茶蔵(カフェ)
喜多方から国道121号線を通ると米沢方面へ抜けることが出来ます。峠越えですが細かなカーブは無いので走り易い道です。途中の「道の駅 田沢」は、昔はドライブインでした的なちょっと期待外れでして、3時のおやつは米沢の市街地でいただくことにしました。ネットで調べると、いつだかローカル情報番組に出ていた「茶蔵(さくら)」という店が良さげです。テレビでは極抹茶ジェラートという濃厚な抹茶の香りを楽しむデザートが紹介されていましたが、今回はケーキセットを頼みました。コーヒーと抹茶系デザートで1,000円。コーヒーはコクがあって量もたっぷり。デザートはチーズケーキ、チョコケーキ等から選べます。チョコと抹茶の組み合わせは男性も満足できる大人の味です。街中ですが駐車場があり、駅前から歩くにはちょっと距離があるので、車で来るのがおすすめ。
道の駅 七ヶ宿
「昔はドライブイン」的だった七ヶ宿の道の駅が移転・リニューアルして七ヶ宿公園内にオープンしました。しかし公園の既存の広い駐車場に対し、建物が狭い。通路も狭く動線が悪いため、ゆっくり商品を見ることもできない。商品といえば七ヶ宿には名産品が無いらしく、白石温麺や高畠ワインを置く始末。では休憩所としてはどうかというと、カレーやラーメンを出す食堂があるばかり。ダムや公園の敷地ということで悪どい官が足をひっぱったのでしょうか。七ヶ浜のうみの駅もしかり、箱モノの設計が駄目だと如何にもしようがないですね。
帰り際には珍走団の大群が…いずれここは県南の丸珍の一大拠点になるのでは?
べこやのようちゃん
角田の東根橋を渡ったところに、知る人ぞ知る仙台牛の直売所、べこやのようちゃんがあります。バーベキューやステーキ用の肉は市場より安いのですが、おすすめはハンバーグ。2個500円程で本格的な和牛、これはスーパーでは絶対に買えません。
角田から岩沼、塩釜亘理線を通って帰宅!1泊2日という短さを前日移動で補って十分楽しめました。しかし会津の蕎麦はこれからが新蕎麦の本格シーズン。これはまた行くしかないな!!
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