Wii Fit U（ダウンロード版）レビュー

Wii Fit U（ダウンロード版）を購入しましたのでレビューします。

元々Wii FitとバランスWiiボードは持っていたので、ディスクを入れてWiiメニューから起動することができるのですが、これがスゴク面倒くさい。やったこと がある人は分かると思いますが、Wii UでWiiのゲームを起動する場合、メニューを切り替えた上で、Wiiリモコンから操作する必要があります。

それで我慢していたのですが、手間のせいで起動する頻度も落ちるのと、ダウンロード版が意外と安かったので（3,780円）、購入しました。

パッケージ版とダウンロード版について

前 者は家電販売店等で売っているもので、ディスクを入れて起動する普通のタイプです。後者は店舗や通販で購入でき、入手したコードを入力することで本体又は 外付けHDDにダウンロードできます。私はAmazonでダウンロード版を購入しましたが、購入手続きが終わればすぐに「ダウンロード番号」が表示され、 GamePadで入力することでダウンロードを開始することができました。簡単で早いです。ただし、ダウンロードとインストールは光回線でも時間がかかり ます。ネットの速度やソフトの容量にも依りますが、３０分～２時間は見ておいた方がいいでしょう。

以下、ダウンロード版についてまとめます。

必要なもの

(1) 高速ネットワーク環境＋無線ルーター

※本体はWiFi接続が標準で、有線LAN接続はオプションのアダプターが必要です。

(2) 外付けHDD（本体メモリでは将来的に容量不足になる可能性大）

※ 私の場合、外付けHDDは2.5インチのHDDケースに、ノートパソコン用の古いHDDを入れて使っています。容量は100GBもあれば十分ですが、そん な小容量のものはもう売っていないので、一番安いもので良いです。また、電源用USB端子も付いている（二股になっている）物で、Wii UのUSB端子２つに接続する方が給電不足のトラブルが少ないと思います（2.5インチのポータブルタイプなら１つで十分だと思いますが、試したことはあ りません）。

メリット

・店舗に買いに行く必要がない

・ディスクを交換する必要がなく、ロード時間も早い

デメリット

・HDDが壊れたとき、ソフトは再ダウンロード可能だが、セーブデータはバックアップを取っていないと修復不能となる（バックアップは時間がかかり、面倒）

・パッケージ版のセール品、中古品よりも価格が高い場合がある

・貸し借りができない

Wii Fit Uの場合は、毎日起動するものなので、ダウンロード版がベストです。ただし、バランスボードやフィットメーターは別売りになります。フィットメーターはい らないですね。腕時計型だったらまだマシなのですが。万歩計が古くてついでに買い替えたいという人はいいかもしれません。

また、GamePadだけで体重測定やトレーニングができるので、ディスク交換もしないとなると、本体にもテレビにも触れることなく遊ぶことが可能です。 「あー、別なディスクが入っているから面倒」とか「家族がテレビを見ているからできない」といった機会ロスがないのは大きなメリットです。

トレーニングについて

ト レーニングは殆ど以前からのアップデートといったところですが、ダンスが新たに加わりました。これは小学校の授業でダンスが必須になったからですかね。ま た、セットメニューやおまかせメニューが使いやすくなりました。運動強度と時間を決めて、あとはおまかせにできるので、考える時間が無いのが楽です。

全般的に、Wii Fitからの進歩は殆どありませんが、それはそれで完成度が高かったということですし、周辺機器が進歩しなければ（体脂肪率計測機能の追加など）このまま変わらないでしょう。開発費がかからないのならソフトは無料ダウンロードにしても良い気がしますが。

センサーバーについて

家 のテレビは壁掛けでWiiU本体と離れているので、センサーバーはワイヤレスの乾電池式を使っていました。これには大きな欠点があって、電源オフを忘れる と次に使う時は必ず電池切れしていることです。スゴク面倒くさい。かと言ってセンサーバー用延長コードを買って隠蔽配線するのも面倒くさい。そこで、 USBから電源が取れるタイプのものを購入しました。

ページ最下部にAmazonのこの商品へのリ ンクを掲載します。ただし、2015/8/10現在、最安値のショップの送料無料は関東のみなので注意です。たまにこういうトラップを見かけますね。注文 の最終確認画面で気付かなければならない仕様です。住所を登録しているのだから、商品紹介画面で送料がかかる可能性があることを表示してもらいたいもので す。

USBで電源を取ればいいので、スマホの充電器でも、テレビ裏のUSB端子でも使えます。ただし、テレビの場合は省エネ設定でUSB給電がされなかったり、タイマーでオフになることがあるので、説明書で確認しましょう。

Wii Fit Uは生活必需品となりました

ダ イエットや体力・筋力アップの為の運動は、それ自体に劇的な効果がある訳ではなく、運動が習慣になった日常を手に入れることが要なのです。先天性の病を除 けば、不健康は不健康な生活習慣が生んでいるだけで、多くの人はその習慣を改善しようとは思いません。楽だからとか気合が足りないとかではなく、習慣を変 えるということは、今まで歩くときに右足左手を出していたのを右足右手にしなさいと言われるような大変なことだからです。何かキッカケが必要なんですね。 ライザップを始め最近流行のパーソナルトレーナー式のジムでは、（見たことが無いので想像ですが）ドＭの人が大金を払いドＳのトレーナーに怒られ蔑まれ、 おかずの一品まで指示を受けて（想像ですよ？）生活習慣を改善するから成功するのでしょう。自分の意志で明日から毎日運動しようと思ってもなかなか成功す るものではありません。

毎日体重計に乗り、ついでに軽い運動をする、それが生活習慣を変えるキッカ ケとなるのだとしたら、Wii Fit Uは有用なものだと言えるでしょう。既にジムに通っている人や運動習慣がある人には無用かと。正直、ゲーム自体は「すごく面白い！」というものではありま せんので。

これと同じようなソリューションとしては、「Bluetooth/NFC搭載体重計＋ス マホ」が既にありますが、システムとしての完成度は低いです。TANITAなんか今時iOS専用モデルも作っている…アプリが数種類あって選べるが連携し ない…ＰＣでデータ管理できるモデルとできないモデルがあるのですか？…価格を考えても、体脂肪率計とノートがあれば十分です。それ自体WiFiに繋がる 体重計とか、テレビに画面出力できる体重計があると面白そうですね。

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