/*Google AdSense自動広告*/

2019年3月27日水曜日

ナポレオン・ヒル「成功哲学」 池上彰「池上彰と考える、仏教って何ですか?」書評

ナポレオン・ヒル「成功哲学」



成功哲学



語られることは、信じれば必ず成功する、という古臭い自己啓発である。

しかし、実際にナポレオン・ヒルがセールスマンのコーチとして実績を残したことは評価される。精神論を語るだけの多くの自己啓発本と比べれば、唯一と言える価値を持つ。

例えばこのような自己啓発プログラムを、コンサルタントを雇って社員教育に使うならば、それは情報商材を買うことと同じだ。本書の巻末にもナポレオン・ヒル・プログラムの連絡先が載っているが、怪しからず。

しかし、プライム会員ならこの本を無料で読むことができる。損はない。少なくともストラディバリウスをポンと買う成金を羨むことは無くなるだろう。


池上彰「池上彰と考える、仏教って何ですか?」



池上彰と考える仏教って何ですか?文庫版



江戸時代にキリスト教弾圧のために作られた檀家制度が、廃仏毀釈で既得権益を破壊され(生臭坊主の撲滅)、現代に仏教心理学として残るべきが、不動産と葬式だけ残ってしまったことが問題ではないだろうか?

といった提言だけで終わらずに、ダライ・ラマに会いに行って疑問をぶつけるのがジャーナリスト池上彰だ。

答えるダライ・ラマも禅問答でなしに実務的であるが、それが仏教だという。

葬式仏教を亡きものにするのはイオンではなく、各人の心なのだと教えられる。

0 件のコメント:

コメントを投稿