FREETELから楽天モバイルへ
DoCoMoのMVNOであるFREETEL SIMと、オリジナルスマホを販売していたプラスワン・マーケティング株式会社が事実上破産、2017年11月にMVNO事業が楽天に買収されました。私は「FREETEL SIM 定額プラン 音声通話付き」を利用していたのですが、「現状のプランはそのまま継続できる」とお知らせがありましたので、安心しました。
しかし、宙ぶらりん感は否めず、楽天からプラン変更の勧誘メールも来るようになりました。そこで、旧FREETEL SIMユーザーはどうなるのか?どうすればいいのか?情報をまとめました。
移行キャンペーンは損!!~「スーパーホーダイ」
2017年12月頃にキャンペーンの予告メール、2018年2月には、楽天モバイルの料金プラン「スーパーホーダイ」への移行手数料(MNP転出+事務手数料)が無料になるお知らせメールが届きました。「えッ!!FREETELと同じプランを作ってくれて、自動で移行してくれるんじゃなかったの?」という驚きの方が大きいのですが…。取り急ぎ、スーパーホーダイでお得になるのかを調べてみます。
私はだいたい月の通話が2,3回、データが3GB以下のライトユーザーですので、
「FREETEL SIM 定額プラン 音声通話付き」の「1GB超~3GB未満」となり、月々の支払いは
1,600円(基本料金)
- 299円(最大3年割引キャンペーン)
+ 使った分の通話料、ユニバーサルサービス料
合計 約1,400円
対して楽天モバイルのスーパーホーダイは、2,980円(1年目のみ1,480円)。データ容量は、1Mbpsと低速になる代わりに無制限、通話は5分以内ならば何度でもかけ放題。つまりこれは、今移行しないと手数料が無料になりませんよ、と煽りながら高額なプランへ勧誘しているだけで、まったくの損です。
楽天モバイルの通常プランは通話+3.1GBで1,600円ですが、これに移行するには手数料が発生するので、全くメリットがありません。FREETELが安すぎた、それで経営が悪化した、ということなのですね。
旧FREETEL SIMユーザーはどうすればいいのか?→「放置する」
現状のプランに不満が無い場合は、そのまま放っておいて構いません。将来、強制的にプラン変更となる場合は、事務手数料がかからない、あるいは単純な値上げとなると思われます。この日まで「待つ」のがベストです。なんだか早期退職を促されながら窓際に居座る気分ですが、安いプランを契約したのは既得権です。私はその日が来たら、IIJmioに転出する予定です。MVNOの未来について
MVNOは薄利商売の為、ユーザー数がある程度確保できないと成り立たず、日本では2社しか生き残れない計算になるそうです(つまり、IIJmioとOCNモバイルのみ)。それ故、FREETELに続いて次々と事業譲渡する会社が出てくることが予想されます。あるいは、MVNOで利益を出さずに、ユーザーとビックデータを入手するために利用する会社か(LINEなど)。SIMフリースマホについては、世界中で使われる安価な機種が使えない状況で、それはB19(バンド19)と呼ばれる、「世界中でDoCoMoしか使っていない周波数帯域」に対応するメーカーが少ないせいです。最近はGlobal対応として、B19含め、世界中のネットワークで利用可能なスマホを見かけるようになりました(Ulefone T1、Meiigoo M1など)。数年後には、2万円以下でミドルスペック(3Dゲームも快適な性能の)スマホがAmazon等で手に入れられるようになることが予想されます。
Ulefone T1 スマートフォン Android 7.0 Helio P25 6GB+64GB 2.6GHz 5.5インチ 1920 x 1080 FHDスクリーン 8MP+16MP AU不可 (黒)
ユーザーは、ネットでスマホを買ってMVNO運用する派、キャリアのショップでどちらも済ませる派に明確に分かれるでしょう。MVNOで節約できるといっても、前者が月々2,000円以下の通信料に対して、後者が5,000円超。生活に困っていなければ、あえて不便を選ぶ価格差ではありません。もはやFREETELのようなスタートアップが乱立する余地は無いと思いますが、MVNO選びはしっかりした会社であることを条件としたいものです。
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