1.メルカリの仕組み
- 売上金はストックされ、ポイントと合算してメルカリでの購入に使用可
- クロネコヤマト、郵便局と提携した発送方法がある(匿名可)
これにより売り手・買い手間で、お金・住所氏名を直接交換しなくてもいい仕組みになっています。
この仕組みが手数料10%の理由となっている訳です(あとはメルカリしゃちょーの豪邸)。また、最後の注意点としても挙げますが、売上金が1万円以下だと換金に手数料がかかること、さらに放っておいて1年たつと消滅する(!!)ことは知っておかなければなりません。
性善説に基いているため、例えば盗品を売りさばくことは避けれらませんが、それは人対人のフリーマーケットでも一緒です。ネット上のフリマだと言ってしまえばそれまでですが、面白い点があるとすれば、ネットで不特定多数の売り手・買い手(素人)を相手するため、相場より安く買えたり高く売れる可能性があること。相場価格であれば、例えば中古カメラならカメラ屋の通販があり、鑑定や動作確認、清掃のノウハウがあるので、そちらで買う方が安心です。
2.出品する
今回出品したのはスマートウォッチのASUS Zenwatch2 1.45インチ ローズゴールド。とりあえず今メルカリで同機種の相場を確認すると、玉数が少なく、10,000~15,000円オーバーもありました。スマートウォッチ自体、業者の出品がほとんどのようです(中華モノ、Amazonでも安価で売っている)。
箱・説明書が無い分のマイナスと、AppleWatch等と比べれば安価に見られる値段として、8,900円で売り出しました。ライバルが少ないのでちょっと強気価格です。
出品は、写真数枚をアップロードし、説明文を入れるだけです。傷があればそこの近接写真があると親切でしょう。
3.売買
出品すると、すぐに「いいね!」が付くと思います。これは買い手の「欲しいものリスト」に入れられた段階ですね。それと、商品についての質問が飛んでくる場合がありますので、誠実丁寧に返信しましょう。紹介文やコメントのやり取りは、若者らしくアゲアゲにしなくても大丈夫です(笑)。逆に反社・F学生感がにじみ出ちゃうと買い手は引くので、血が流れている方は注意です(笑)
約1日で買い手が決まりました。メルカリの取引の半分は出品から24時間以内に決まるそうなので、こんなものでしょう。買い手が決まると、通知・コメントが来ます。アプリ右上にあるタスクアイコンが便利で、ここを開くと次にやることが分かるようになっています。「コメントに返信して」「発送して」といったやることリストになっていて、逆にこれ無しで複数の取引を同時進行するのは難しいと思います。
買い手がクレジットカード払いの場合、すぐに支払い済みとなるので、迅速に発送しましょう。その他の支払方法の場合は、支払完了通知が来てからにします。注意すべきは、入金されるのは買い手が商品を確認して、アプリで承認してからという事。これも性善説に依っているためで、取り込み詐欺し放題ですが、その場合は民事裁判で片を付けるのでしょう。
4.発送
おすすめはらくらくメルカリ便でコンビニ発送。これが一番楽です。ゆうゆう便は郵政公社が嫌いだからという理由で使わなくても大丈夫です。メルカリの説明文に「宅急便」とあるので、「いや、どこの運送会社使うのか指定してくれよ」と思ってしまいましたが、そもそも「宅急便」というのが「クロネコヤマトの宅配便」を表す固有名称なんですね。
らくらくメルカリ便には大きく分けて3種類の梱包方法があり、なるべく送料がかからないものを選びます。
(1) ネコポス 195円
(2) 宅急便コンパクト 380円
(3) 宅急便60サイズ 600円 ~ 宅急便160サイズ 1,500円
梱包材は(2)以外はダイソーなどで売っているもので構いません。(2)は専用箱(封筒タイプ or 箱タイプ)をコンビニやクロネコヤマトで買う必要があります。その他、電化製品だと緩衝剤が必要です。製品をプチプチで包み、隙間を新聞紙で埋めればOK。
梱包は発送場所で行うと白い目で見られるので、出品するものを決めたら梱包材も用意しておくと良いでしょう。必要ないと言う方が多いでしょうが、個人的にはペラ紙でいいので納品書も同封したいところ。
発送はファミリーマートで行いました。緑色の端末にメルカリアプリで表示したQRコードを掲げればOK。荷物の種別などを確認して、レシートを出力、レジへ持っていきます。レジでの支払いはありませんが、伝票は自分で貼る必要があります(もし複数個あって貼り間違えたらレジの人が責任取らなきゃいけないから)。シールの剥がし方に戸惑っていたら、おばちゃんが無言で教えてくれました(笑)←真ん中で割るタイプ
発送が終わったら、メルカリアプリで「発送通知をする」ボタンを押し、必要なら相手にメッセージを送ります。
5.ポイント使ってみる
取引については以上です。運送会社とコラボして匿名発送・受け取り出来るところが便利ですね。住所公開してECサイトを運営したり、場所代払ってフリマに出店するよりは全然楽です。次に、メルカリの胡散臭さを倍増させているバラマキポイントについて。入会時に招待コードを入れると300、その他イベントでも300くらいばら撒いていますが、殆ど期限が短いものとなっているので、早く使ってしまった方が良いです。ただし、300円以下の品物は、送料で利益が無くなる為、殆ど存在しません。私は900ポイント貯まってすぐに890円の買い物をしました。全部ポイントを使えば、支払いは発生せず、出品者が直ぐに送ってくれます。封筒にお菓子でも入れて300円で売り出したら、ポイントを無駄にしたくない人たちに売れるかもね!
6.まとめ、メルカリで損をしないために
「損」というのは資金がマイナスになるということだけでなく、利益を取りこぼすことも含みます。おおよそこういったサービスには落とし穴が含まれていますので、慎重な運用が必要です。
(1) 最低限の送料となる発送種別を選ぶ(らくらくメルカリ便の3種から選べばOK)
販売手数料10%+送料で、売価の2割以上は取られてしまいます。受け取った側が不快にならない程度に(これも重要)、簡素な包装と小さい箱で送るようにするべきです。
(2) 売上が1万円以上となる在庫を確保しておき、1年以内に取引を終える
→ついでにメルカリも止めて、不用品を買わないようにするとさらに良(笑)
一番の罠は、売上金が1年で消滅してしまう事と、1万円未満の出金では手数料210円がかかること。ポイントじゃないですよ。ポイントはもっと早く無くなりますし、出金できません。売上金はポイントと合わせてメルカリでの購入に使用できますが、現金化しなければミイラ取りがミイラになる話で、不用品を売って不用品を買うことになりますね。どうせなら売上金もポイントも、永久不滅のメルカリポイント(1ポイント1円固定)として合算してくれればユーザーとしては嬉しいのですが、運営側からすれば、現金化を忘れてくれること、現金を放出しないことが利益となりますから。
このため、継続的に取引するのは精神衛生上よろしくないです。自転車操業の会社を抱えるようなものです。引っ越しや大掃除でまとまった不用品が発生した後に、短期集中で売ってしまいましょう。
(3) 売れない(いいね!も増えなくなった)場合は出品キャンセル→再出品
メルカリでの売買のほとんどは出品後数日で完了するそうです。数日経って売れない場合は、あきらめた方が良いです。どんどんタイムラインの下に行ってしまうので、さらに買い手に見られるチャンスを失うからです。このとき、ただ価格改定するだけでは新規とみなされません。買い手は検索ワード+新しい出品から数ページ見てパッと購入を決めるものと思われます。販促は自分でやれということです。一度出品を取りやめて、目を引く値段・写真に直し、再出品するのがベターです。
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