「掃除くらい自分で体を動かしてやればいいだろう、そんなオモチャみたいなモノ使って。」と冷たい視線と共に吐き捨てた過去の自分にイカズチを。
戦場の兵士の目となり時には自ら犠牲となりクレイモアを排除するパックボットや、「拭き残し」は死を招く地雷除去の重責を負うアリエル、そんな鋼鉄兄弟の末っ子がルンバ&ブラーバ。我が家に来てくれてありがとう。
何故欲しくなったのかと言うと、まずリフォームが落ち着いてきて床がいつでも片付いている状態になったこと、そして共働きのため週末にガッツリ掃除するので、その為の時間や木~金曜日の床の汚れが気になっていたこと。
でもルンバや国産メーカー品は高額だし、AQUAやツカモトエイム等の中国産は口コミでも品質にバラつきがあるようだし、と思っていたところに「ブラーバジェット240発売」との情報が。色々なメディアで提灯持たれていて、相当広告費を積んだなと思わせましたが、結局私が選んだのは既存製品のブラーバ380jでした。この二つの違いをまとめると、
ブラーバジェット240
- 本体タンクからスプレーを発射
- 専用パッドが必要=コストは1回100円以上かかる
- コンパクトサイズ
- 充電はバッテリーを外して充電器へ
- 掃除できる広さ=15畳以下
ブラーバ380j
- 給水はパッド内タンクから浸み出すだけで、クイックルワイパーと併用不可
- →ウェットタイプのシート+ドライモードで水拭き可能=低ランニングコスト
- 充電台に立てかけて充電(2時間でフル充電)
- 掃除できる広さ=50畳(ウェットシートが乾くから実際は20~30畳くらいか)
240は主にアジア向けに作られたモデルらしく、高温多湿で部屋が狭い場面に合わせたものと考えられます。ワンルーム住まいで床をいつでもピカピカにしたい方はこちらでしょう。
一軒家でドアを開け放って廊下まで掃除したいとなると、掃除可能面積は30畳以上欲しいところ。そして5%オッフ!(武井咲)で大量買いしたクイックルワイパーウェットシートの在庫をそのまま使いたい、となると380j。
2016/8現在、価格は両方とも35,000円前後です。
380jの姉妹品には充電台が付属しない「371j」(安いが充電4時間), 並行輸入品「380t」がありますが、380jがベストでしょう。
ノーススターの電池も付いているので、別途買うべきものはウェットシートのみ
パッドにウェットシートを挟みます。多少はみ出していても大丈夫でした。この機構はスゴク良い。クイックルワイパー(←菊門に指を突っ込むような固定方法で、付け難く取れ易い。なんだありゃ?)にも採用してほしい。
掃除開始…ああ、本当にオモチャだと思ってナメていてすみませんでした。想像していたのは、ミニ四駆がウィーンガチャンと壁にぶつかりながらランダムに動く姿。しかし実際はスムーズで静かで、壁際や家具の脚周りを隙間なく丁寧に動く姿は愛しささえ感じます。最近はXenobladeXにハマっているので、ゲームしながら掃除させましたが、気付いたら足元にいた!という音のレベルです。気付いたら草木が持ち上がって亀が現れて全員瞬殺されるレベルです←ゲームの中の話。
ゲームしながらは駄目な人ですが、他の家事をしながら掃除ができるのは大きな利点で、本当に生活が変わります。日中働きながら毎晩クイックルワイパーをかけられる人は稀有と思いますが、ブラーバがあればそれが可能になります。
と、提灯持つ訳にはいかないので欠点も書き出します。
- 家具の脚が乱立する場所では時間がかかり、物理的に入っていけない時もある。240の小ささが欲しい。
- ウェットモード用のパッドにはクイックルワイパーが付けられない(マジックテープ式のため)ので、掃除の後半では乾いてくる。380j+ジェット噴射が理想。
- 掃除の結果を可視化できない。その為拭き残しを探す必要がある。最新の機種+スマホでは出来た筈。
ここまで来たら自動充電と自動パッド交換機能を加えて、不在の間じゅう動いてピカピカにしてくれる夢を見てしまう。
待てば「ジェットの大型版」や中国産の安価な類似機種が出てくるかもしれませんが、欲しいときに買うのが一番でしょう。それと、新築やリフォームを考えている人は、「ルンバ&ブラーバフリー」を意識した設計をすることをおすすめします。段差無しはもちろん、上吊り引き戸とか、棚の壁付けとか。
全自動洗濯機を始めて買った人も、こんな驚きと感動を覚えたんだろうなと頬を緩ませるようなロボット掃除機購入記でした。
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