/*Google AdSense自動広告*/

2021年1月6日水曜日

据置型食洗機をなるべくスマートに設置する~独立分岐水栓と棚内コンセントの設置

 我が家に食洗機がやってきました。PanasonicのNP-TH2です(お下がり)。現行は下記機種になるようですね。


パナソニック 食器洗い乾燥機 サンディベージュ NP-TH4-C


さっそく設置しようと思いましたが、設置には以下の設備が必要です。

  • 分岐水栓
  • コンセント(アース付き)

分岐水栓は既存のシンク水栓から分岐できますが(参考 Panasonic公式据付手順)、水栓や配管回りが掃除しにくくなるのがデメリット。そこで、狭い台所で配線・配管がゴチャゴチャしないように、工夫してみました。



独立分岐水栓(湯)の設置

既存のシンク水栓はそのままに、独立した分岐水栓をシンクに新設し、棚内で湯を分岐することにします。

これを食洗機の後ろに設置すれば、分岐水栓は見えなくなりますが、将来より大きな食洗機に買い替える可能性を考えて、幅方向から少しずらして設置しました。



この位置なら、棚内からアクセスしやす………くなかった!

ちょうどシステムキッチンの背面板がここにある為、穴を開けても配管不能。ただ、裏は食器棚にしたので、背面板は無くても構わない…ということで、剥がしてしまいました。


左がコンセント配線用(約45mm)、右が分岐水栓用(24mm)

穴は木工用のインパクトショートビット24mmで。水栓穴径が23~24mmなので、ホールソーだと25mmのものしかないのです。


スターエム 7S-240 インパクトビット ショート 24mm

木工用でもちゃんと開きました。水栓は下からボルトで締めるタイプですが…




補強ベニヤに段差があって締められない!!そこで、大きめのボアビットで平面を作りました。ボアビットは削った面が平らになるのです(普通のドリルの切削面はギザギザになる)。




食洗機へは、給水・給湯どちらでもいけますが、食洗機のヒーターよりも、ガス・エコキュートどちらも効率が上なので、給湯の方が良いと思います。

水栓はKVKのものがシンプルで安いですね。商品画像では見えませんが、この下に中空ボルトナットとR1/2ネジが付いています。


KVK 食洗機用分岐 【LK152CPG】


上記商品には、ステンフレキ用の分岐チーズが付属するので、フレキ管とシールテープがあれば配管できます。


床出し止水栓ー既設フレキ間にチーズを挟みます

そこからロ~ングステンフレキで分岐水栓まで引っ張ります


これで給湯配管は完了です。既存水栓から伸びるホースが無い分、スッキリ見えませんか?

苦労の割にそんなに変わりないって…?

給水ホースもピッタリした長さが欲しかったのですが、定尺の物しかなく、自作も難しそうだったので、丸めて死角に入れてしまいました。





棚内コンセントの設置

次は、コンセントの設置です。食洗機設置場所の近くにちょうどコンセントがあるなんて…なかなか無いですよね。また、シンク近くにコンセントがあると、漏電の心配や掃除の手間が増えてしまいます。そこで、電源コードを棚内に引き込み、棚内に新設したコンセントに接続することにしました。

コンセントの新設は、配電盤の余ったブレーカー又は近くのコンセントから分岐して行いますが、食洗機は結構電気を食うので、ちゃんとひとつのブレーカーを使いましょう。また、工事には第二種電気工事士の資格が必要ですが、これは高校生が取れるような簡単な資格です。お暇ならいかが?(実技試験で使う工具が、そのまま工事に使えます)

配線は、配電盤から天井裏を通し、仕切り壁内部を床下まで落として、旧水道配管の穴からシンク下まで通しました。



昔の家ならこんな隙間がありますが、最近の家は床に構造用合板を一面に貼っていることが多いので、配線は難しいと思います。マァ、最近の家で電気配線をやり直すことはないでしょう…。

外壁に面する壁には断熱材が入っているので、配線が難しい。仕切り壁の中にも、途中で梁が入っている場合があるので、既存の配線・配管が通っている場所を探して、それに沿わせると通しやすいです。


【壁内】最初に天井裏から鎖を落とし、床下から電線を引っ張り上げる作戦


VVFストリッパーで線を細くして、鎖と結びます


ビニルテープで覆い、引っ掛からないようにして天井裏から引っ張ります


【立ち上げ部分】旧配管は壁出しだったので、配管と穴が残っています
配管を引っこ抜いて壁内残置、穴を利用します


上からワイヤーを落とし、下の電線を引っ張り上げます



配電盤側は、下からワイヤー等を突っ込み、天井裏で電線と結んで引っ張り出します。配電盤にはストリップゲージがあり、きちんと線が入ったかの表示も出るので、接続不良になることは殆ど無いでしょう。






シンク上からシンク下へ電源プラグを引き込む箇所には、ゴムブッシングを使用しようと思いましたが、径45mmで厚さ数センチに対応する白いブッシングなんて売っていないのですね…。そこで、水道配管の隠蔽に使用する、ビニルプレートを使用しました。







排水管は…??

ここまでくると排水ホースも棚下に引き込み、シンクから分岐した排水管に繋ぐことも考えましたが、

  • 漏れの心配
  • 食洗機をちょっと移動するときに不便
  • 排水ホースから出る熱湯で、シンクが洗われるメリットがある

ということで普通にシンクへ出すことにしました。



まあまあ綺麗に納まったのではないでしょうか?

苦労の割にあまり変わらないって…?

物好きな方は是非お試しください。





0 件のコメント:

コメントを投稿