我が家に食洗機がやってきました。PanasonicのNP-TH2です(お下がり)。現行は下記機種になるようですね。
パナソニック 食器洗い乾燥機 サンディベージュ NP-TH4-C
さっそく設置しようと思いましたが、設置には以下の設備が必要です。
- 分岐水栓
- コンセント(アース付き)
分岐水栓は既存のシンク水栓から分岐できますが(参考 Panasonic公式据付手順)、水栓や配管回りが掃除しにくくなるのがデメリット。そこで、狭い台所で配線・配管がゴチャゴチャしないように、工夫してみました。
独立分岐水栓(湯)の設置
既存のシンク水栓はそのままに、独立した分岐水栓をシンクに新設し、棚内で湯を分岐することにします。
これを食洗機の後ろに設置すれば、分岐水栓は見えなくなりますが、将来より大きな食洗機に買い替える可能性を考えて、幅方向から少しずらして設置しました。
この位置なら、棚内からアクセスしやす………くなかった!
ちょうどシステムキッチンの背面板がここにある為、穴を開けても配管不能。ただ、裏は食器棚にしたので、背面板は無くても構わない…ということで、剥がしてしまいました。
穴は木工用のインパクトショートビット24mmで。水栓穴径が23~24mmなので、ホールソーだと25mmのものしかないのです。
スターエム 7S-240 インパクトビット ショート 24mm
木工用でもちゃんと開きました。水栓は下からボルトで締めるタイプですが…
補強ベニヤに段差があって締められない!!そこで、大きめのボアビットで平面を作りました。ボアビットは削った面が平らになるのです(普通のドリルの切削面はギザギザになる)。
食洗機へは、給水・給湯どちらでもいけますが、食洗機のヒーターよりも、ガス・エコキュートどちらも効率が上なので、給湯の方が良いと思います。
水栓はKVKのものがシンプルで安いですね。商品画像では見えませんが、この下に中空ボルトナットとR1/2ネジが付いています。
KVK 食洗機用分岐 【LK152CPG】
上記商品には、ステンフレキ用の分岐チーズが付属するので、フレキ管とシールテープがあれば配管できます。
これで給湯配管は完了です。既存水栓から伸びるホースが無い分、スッキリ見えませんか?
苦労の割にそんなに変わりないって…?
給水ホースもピッタリした長さが欲しかったのですが、定尺の物しかなく、自作も難しそうだったので、丸めて死角に入れてしまいました。
棚内コンセントの設置
次は、コンセントの設置です。食洗機設置場所の近くにちょうどコンセントがあるなんて…なかなか無いですよね。また、シンク近くにコンセントがあると、漏電の心配や掃除の手間が増えてしまいます。そこで、電源コードを棚内に引き込み、棚内に新設したコンセントに接続することにしました。
コンセントの新設は、配電盤の余ったブレーカー又は近くのコンセントから分岐して行いますが、食洗機は結構電気を食うので、ちゃんとひとつのブレーカーを使いましょう。また、工事には第二種電気工事士の資格が必要ですが、これは高校生が取れるような簡単な資格です。お暇ならいかが?(実技試験で使う工具が、そのまま工事に使えます)
配線は、配電盤から天井裏を通し、仕切り壁内部を床下まで落として、旧水道配管の穴からシンク下まで通しました。
昔の家ならこんな隙間がありますが、最近の家は床に構造用合板を一面に貼っていることが多いので、配線は難しいと思います。マァ、最近の家で電気配線をやり直すことはないでしょう…。
外壁に面する壁には断熱材が入っているので、配線が難しい。仕切り壁の中にも、途中で梁が入っている場合があるので、既存の配線・配管が通っている場所を探して、それに沿わせると通しやすいです。
【壁内】最初に天井裏から鎖を落とし、床下から電線を引っ張り上げる作戦
排水管は…??
ここまでくると排水ホースも棚下に引き込み、シンクから分岐した排水管に繋ぐことも考えましたが、
- 漏れの心配
- 食洗機をちょっと移動するときに不便
- 排水ホースから出る熱湯で、シンクが洗われるメリットがある
ということで普通にシンクへ出すことにしました。
まあまあ綺麗に納まったのではないでしょうか?
苦労の割にあまり変わらないって…?
物好きな方は是非お試しください。
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