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2015年1月24日土曜日

電気配線と分電盤の更新【要 第二種電気工事士免許】

中古住宅のリフォームは、まず電気器具の総取り換えですが、電気配線と分電盤も交換するとさらに快適になります。

これはさすがにプロを呼びました。プロと言っても父親ですが(笑)。私も電気工事士の免許は持っているのですが、実務経験はないので、一般家屋の電気工事経験のある父に協力してもらいました。

配線計画

昔の家の電気配線の問題として、分岐が少ないことがあります。分電盤を見ると、4つまたは6つしかブレーカーが付いていないことも多いです。





分岐が少ないと何が問題かというと、例えば洗面所でドライヤーを使いキッチンでレンジを使っただけで、1階の照明含め全ての電源が落ちてしまう場合があるということです。契約しているアンペア数を下回っているのにもかかわらずです。これは、一つのブレーカーが20Aで落ちるから。

そこで、使う家電の消費電力が合計で20A未満になるよう、計画的に分岐することが必要となります。また、照明とコンセントを別系統にしていれば、仮に落ちてしまった時でも、照明は付いたままで安全にブレーカーを上げに行くことができます。




今の家は照明・コンセントを分けたり、テレビやエアコンを専用系統にしたりするので、20個以上のブレーカーがあります。昔の家でも、分電盤を交換して分岐を増やしてやることが可能です。

どれくらいの分岐が必要かは、電力会社のホームページなどで目安を知ることができます。解体を伴わないリフォームで全ての配線を取り換えることは不可能なので、現在の配線を生かしつつ、必要な場所に配線を引きます。

また、分電盤の近くまでアクセスできるかも重要です。洗面所やキッチンに分電盤があり、風呂天井の点検口から潜っていければOKです。


専用配線の追加

専用配線はエアコン・情報機器・テレビなど、ある程度電力を消費して、使用場所が固定されているものを対象に追加します。その機器専用のコンセントを作ってあげる訳です。


エアコンの専用コンセントを作っているところ

スイッチ・コンセントの追加更新

昔のスイッチはパチパチ左右に動くPanasonic「フルカラーシリーズ」というものです。

今はスイッチ部分が大きくなった「コスモシリーズワイド21」や、それにデザイン性を加えた「アドバンス」が出ています。一般的には「コスモシリーズワイド21」が安価で手に入りやすいです。「アドバンス」はスマホのようなタッチ操作で調光できるので、お好みでどうぞ。

スイッチ・コンセントは壁内のボックス、取り付け枠、スイッチ・コンセント、化粧枠で構成されます。

スイッチはラベル有無、入切表示有無、ホタル(消したときに緑に光る)、パイロット(点けたときに赤く光る)、ホタル&パイロット、2・3・4路などの種類があります。また、サイズが3種類あり、縦に1 or 2 or 3個並べられるようになっています。ただし、縦に3個並べるとごちゃっとして押しずらいので、なるべく使わない方が良いです。

コンセントは全てアース付とすることが推薦されていますが、配線も面倒なので、レンジやパソコンなど機器側がアース付プラグのものの場所のみアース付にすればいいと思います。

また、コンセントが足りない場所に追加します。これらは壁や天井の隙間にVVFケーブルを這わせて、壁に穴を開けてそこから出す、という作業になりますが、うまく通すために経験とノウハウが必要となります。まあ、あきらめるところはあきらめて露出配線してモールで隠してもいいのですが。

築20年以上経っていたら、コンセントもスイッチも全て取り換えましょう。コンセントの抜け防止バネが弱くなっていたり、スイッチの接点が劣化していたりするので。部品自体は安いものです。普通のスイッチとホタル、パイロットスイッチは大きく値段が違うので、必要な場所のみにすると節約できます。


壁にドリルで穴あけ


柱にぶつかり失敗(笑)
隣に作ります


ボックスの大きさに切り抜き

ケーブルを剥く長さはスイッチに記載してあります

ケーブルストリッパーで剥いて

差して完了!

これをボックスにねじ止めすれば完了

2階は屋根裏に登れるので配線は楽です

1階は、2階が和室になっている部屋の畳・下地板を外して
アクセスできれば楽になります
それができない場合は、点検口やダウンライト穴を利用して配線します



下記のような二種電気工事合格キットを購入して、資格を取るついでに実際の工事に使うのもいい方法です。
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分電盤の交換


分電盤の中にあるメインブレーカー(60Aなどと書いてあるもの)は電力会社の所有物で、交換できませんので、その先から交換することになります。メインブレーカーの取り付けの際、電柱からの太い電線を外さなければならない場合は、電気を止めなければ作業できません。分電盤によっては外さなくても取り付けできるのかもしれませんが。うちの場合は電柱からすっきりポールを介して配線されており、ポールにブレーカーが付いていたので、活線作業にならずに済みました。

元々あった分岐を生かし、テレビ用、エアコン用など専用線を増やしていきます。専用線までいらない照明・コンセントの追加は、既存ジョイント部をバラシて配線を増やします。全ての配線を分電盤裏まで出したら、接続し、ブレーカーをオンにします。今の分電盤はドライバーを使わなくても差し込むだけで接続できるんですね。また、アース棒も打ち直して、アース線を分電盤裏まで持ってきて、各コンセントへ分岐する形にしました。




分電盤の交換から配線の引き直しまで行うのは、資格と実務経験が無いと難しいと思います。ただ、コンセント・照明の追加のみなら、資格と(自己責任なら資格なしでも)電気工事の道具があればできるので、DIY向きだと思います。こちらは別記事にて投稿します。


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