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2019年6月22日土曜日

新型N-BOX (DBA-JF3) 純正ナビ (VXU-195NBi) へのナビキャンセラー取付方法+レビュー(乗り心地、ACC等)

父のN-BOXに、純正ナビを走行中に操作できるようにする「ナビキャンセラー」の取付を頼まれたので、取付方法を紹介します。



取付は1時間以内、費用は約1,500円です。新型N-BOXはナビの付け外しが楽な方だと思います。

ナビキャンセラーは、サイドブレーキ( or 車速)信号をアースに落とす(=停車しているとナビに認識させる)だけなので、大した機器ではありません。原価100円くらい?楽天やAmazonから1,000円以内+送料で見つけられます。


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安全性については、停車中にドライバーが操作するよりも、走行中に助手席の人が目的地を設定する方がマシだと思うのですが…。ディーラーでは絶対にやってくれません。担当の方が個人的にコッソリやってくれるかもしれませんが、バレると社内処分があるらしいので、客側からは頼まないようにしましょう。


エアコンパネルの取り外し

ナビの取付ビスに触れるように、ナビ下のエアコンパネルを取り外します。

内装剥がしキットはAmazonで「これでもか!」というセット品を購入。


PORAXY 内張りはがし クリップクランプツール 内装剥がしセット メンテナンス用品 自動車整備工具 車内装・エアコン・照明器具などのパネル外しツール19点セット(レッド)




シフト横の穴に長めの薄い棒を差して押すと、エンジンオフ時でもシフトを動かせるようになるので、一番手前まで引いておきます。また、握り部を布などで養生しておきます。これをしないと、確実に傷をつけてしまうので。



パネルの左に、内装剥がしを差し込む隙間があるので、隙間を開けて、内装剥がしを何本か入れて隙間を広げながら浮かせ、指を入れて手前に真っ直ぐ強く引きます。初めて外す時はすごく固いので注意。と言いつつツメに被さるオレンジの部品を1個破損、1個紛失してしまいましたが、嵌めてもガタつかなかったので、大丈夫…大丈夫!心配な人はオレンジの部品の予備をディーラーに頼んでおくといいでしょう。



パネルのコネクタを外します。コネクタを外す時は、ロック解除ボタンを押しながら、コネクタをを引っぱるように。配線を引きちぎってしまうと大変面倒なことになります。

ナビ本体の取り外し

エアコンパネルを外した奥に、ナビを固定する六角ボルト2本が見えるので、落とさないよう注意しつつ外します。プラスドライバーも入りますが、ボックスレンチ/ドライバーの方が力が入るのでおススメ。



レンチだけでなくドライバーにもなるセットがひとつあると便利


角利産業(KAKURI) ソケットレンチセット MSR-21 21点 1セット


その上にあるナット2本は、外さなくても大丈夫です。



ナビ本体は、エアコンパネルよりも嵌りが浅いので、手で引き出せると思います。心配な方は、画面やシフトノブ・周囲を養生しておきましょう。少し引き出したら、ハザードのコネクタを抜くと、大きく引き出せます。フリード(旧型GB3)より大分楽ですね。

ナビキャンセラーの取付~場所は上列の同型コネクタ

ナビキャンセラーは、純正のコネクタに割り込ませる形で設置します。カタカタ音防止のスポンジとケーブルタイが同封されますが、使用しませんでした(というか、どこに取り付ければ正解か分からない…)。



場所は、一番上列の真ん中近くです。コネクタ形状・上下左右の向きが違うと嵌らないので、間違うことはないでしょう。

アース線は、内部にちょうどいい取付場所がないので、前作業で外したナビ取付六角ボルトを使用します。

アース線の接続、ナビ・エアコンパネルの取付で設置完了!

アース線を見失わないように、エアコンパネル側に引っ張りながら、ナビを元通りに嵌め込みます。



六角ボルトのひとつにアース線を挟んで固定します。



エアコンパネルを取り付けたら設置完了!

純正ナビは目的地を検索中に走り出すと、文字入力すらできない仕様でしたが、設置後は全ての操作が可能となります。エラー表示も出ません。1,500円以内で純正ナビが快適になるので、自分でやるのがおススメですね!

新型N-BOX(カスタム ターボ)をレビュー

ついでにN-BOXを運転してみたので、簡単なレビューをします。比較対象はフリードGB3、スズキ Keiターボ、ダイハツ 旧型タント、ウェイクです。

ドッシリ感と遮音性能が素晴らしい

後部座席に乗ると、広さはお決まりのもので、他車と大差はありませんが、乗り心地のドッシリ感は別格です。ヴィッツやら小型車でも、段差でミシッと音がしたり、フロアが震えたりする車がありますが、この車は皆無。そしてエンジンが静か。低速の加速時に3気筒特有のビート音が聞こえるくらいで、逆に高速では走行音にかき消されて5,000回転でも気付かないくらい。

不快な音や振動は、蓄積されて疲れとなるので、ここを詰めているクルマは真面目でエライ。さすが4輪車部門が赤字になるだけ開発コストをかけるホンダ(笑)。

軽ハイトワゴンのネガが消えた→日本一売れるクルマ

軽自動車のエンジンと言うと、ビーーンと苦しそうに煩く回るイメージですが、ホンダはちょっとくぐもった感じの静かな音です。スズキのターボは元気な反面、掃除機のような煩さでしたが。

ハイトワゴンの始祖であるタントは、やはり無理している感があり、ちょっとコーナーで無理するとESPが作動したものです。エンジンは高速で苦しく、ウェイクのNAエンジンでも進歩がありませんでした。トヨタの小型車用エンジンもそうですが、無理にエンジンブロックの肉厚を削っている感があります。

5,6年前なら、走りのために背の低いモデルを選ぶのはアリでしたが、今では価格とタワーパーキング利用の有無だけでしょう。燃費は市街地中心でたまに高速・長距離を走った平均で17km。もはやネガティブな面はありません。

HONDA SENSING~ACCは高速が楽、信号の少ない一般道でも使える

N-BOXは安全装備・運転補助のSENSINGとカーテンエアバッグが全車標準装備。ACC(アダプティブ・クルーズ・ コントロール)と30km/h以上で、LKAS(車線維持支援システム)は65km/h以上で動作します。

ACCは使い方に慣れてくると、手放せなくなります。停車までコントロールできないので、主に高速道路で使用することになりますが、信号の少ない一般道でも活用できます。右足の疲れが軽減できるだけと思っている人が多いと思いますが、

「ACCは車間距離・速度を能動的にコントロールする意識を開放し、脳が疲れない」

これがミソなんです。「安全のため車間距離を開けよう…アァー、割り込まれて意味無くなった!」「前の車に付いていこうかな…微妙に遅いなぁ…追い越そうかどうしようか…」こういった余計な考えを排除し、その分周りの状況に気を遣いつつ、リラックスする。

自動運転・運転補助の技術に懐疑的な方は、搭載する車を買って、慣れるまで使い倒してみると、メリットが分かると思います。

一点改善を要望したいところは、高速を降りる為に本線を外れる際、手動でACCを解除(ブレーキかCANCELボタン)しないと、加速してカーブに突っ込んでしまうこと。速度標識を読み取れるのだから、今の技術でアラームくらいは鳴らせるはずです。

買いたくなくなる致命的な欠点

2019年7月に新型N-WGNが発売されます。こちらはもちろんSENSING標準装備(何故かレス仕様が用意されるが、見積り競争用だと思われる)ですが、さらに電気式パーキングブレーキと、0~130km/hで動作するACCが付きます。

下のクラスで標準装備ということは、N-BOXも次のマイナーチェンジで確実に追加されます。ACCが0km/hから使えるということは、メーカー側は「高速道路の渋滞時に使用して」と言うでしょうが、実際は一般道でも使えてしまいます。そして停車後は自動でパーキングブレーキまでかけてくれます。こんなに便利になるのなら、N-BOXを新車で買おうとする人は、N-WGNか競合車に流れるか、マイチェンを待つことになるでしょう。私なら待ちます。

1ℓダウンサイジングターボの話も同じで、新型フリードに載る噂が流れましたが、次期フィットからに。消費税増税には間に合いませんが、これが増税後のセールで今と同じ価格で売られ、性能も大幅アップすれば、今買った人は怒りますよ。まぁ、こういった商売下手なところがホンダらしいんですけどね(笑)。

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