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2018年10月17日水曜日

MVNO 格安SIM FREETELからLINEモバイルへの移行~複数回線、MNP(電話番号そのまま)、事務手数料の節約法

FREETELの破産の原因は、キャンペーン・広告の乱発による収益の低下と、スマホ(中身は中華)販売の躓きが大きかったと思われます。薄利のMVNOは事業の柱としては成り立たず、障子紙くらいにしかならないのが現実(薄いだけにねっ)。

破産した上、「2年間月額299円引きキャンペーン」も終了したのをきっかけに、他の格安SIMを探しましたが、まず

FREETELから楽天モバイルへの移行 → スーパーホーダイへの契約しか手数料が無料にならない

FREETELは楽天に吸収されたので、自動で同料金のプランに移行できるのかと思いましたが、高額プランへの勧誘メールで罠を仕掛けてきたんです。通常プランもメリットがないので、却下。

他の会社のプランも調べましたが、やはりFREETELは安かったんだなと懐古。唯一メリットがあったのがLINEモバイルでした。LINEモバイルの通話(電話番号)付きで最安値のプラン「LINEフリープラン 通話SIM月1,200円」は月1GBですが、LINEのデータ量がカウントされません。カウントフリーとなるのは、


  • 通話
  • トークでの画像、アルバム
  • ニュース


ですので、LINE LIVEなどの動画サービスや他のアプリでのデータ通信を控えれば、十分間に合います。

ということで、FREETELからLINEモバイルへ、電話番号そのままで2回線移行しました。トータルでかかった手数料とキャンペーン等を合算すると、プラマイゼロ。月額は1人 1,200円(1GB)となりました。





複数回線の同時移行はできないので、ひとつずつ移行する

FREETELでは嫁と2人で2回線(同一契約者、支払)契約していました。どちらも同時期に割引キャンペーンが終了したので、同時に移行しようと思いましたが、LINEモバイルは1回線ずつしか加入自体ができない仕様です。

また回線の追加という形にすると、事務手数料が無料となります。ということで、

1回線目MNP転出 → 開通 → 2回線目MNP転出・LINEマイページから回線追加 → 開通

といった流れになります。

複数回線を追加MNP移行する

まず、FREETELから1回線目のMNP転出申請を行います。

FREETEL公式ページ
(SIMをご利用の方)
マイページへログイン→「お問合せ」→「SIM」→「MNP予約番号の発行」→再度ログインし、SIMの電話番号を選択して注意事項を確認後、確認画面へ進む→内容を確認後、発行ボタンを押してください。15分以内にご登録メールアドレスへMNP予約番号をお送りいたします。

手数料は契約から13ヶ月以降であれば2,000円。MNP予約番号の有効期限は15日以内ですが、

LINE公式ページ
LINEモバイルウェブサイトからお申し込みを行うためには有効期限が10日以上
店舗からお申し込みを行うためには有効期限が1日以上ある、10桁のMNP予約番号が必要です。

となっているので、すぐに申し込みを行いましょう。

また、Amazonエントリーパッケージを購入すると、登録事務手数料3,000円をパッケージ料金373円だけで済ませることができます。ただし、パッケージの郵送に数日かかることが問題で、私の場合は旅行中にSIMカードが届かない&キャンペーンが終わってしまう前の限られた期間で申し込まなければならなかったため、この方法は使えませんでした。スケジュールに余裕がある方は、家電店で店頭販売もしているので、パッケージを事前購入することをおすすめします。



LINEモバイル エントリーパッケージ ソフトバンク・ドコモ対応SIMカード データ通信(SMS付き)/音声通話 [iPhone/Android共通] スマホ代 月300円キャンペーン実施中(月額基本料300円~)



自宅でMNP(ナンバーポータビリティ)して、APN設定を行う→移行完了

LINEモバイルのSIMカードが届いたら、マイページの「利用開始手続きをする」ボタンで手続きを始めます。手続き完了と共に、FREETELが解約されます。

LINE公式ページより
【ドコモ回線の場合】
利用開始手続き後、数分~1時間以内で利用開始できます。
利用開始手続きがない場合、SIMカードや端末が届いた翌々日の午後以降に、自動的に利用開始手続きは実施されます。20時以降に利用開始手続きをした場合、手続き完了が翌日になる可能性があります。

ということなので、郵便が確実に受取れる、定時で帰宅できそうな週の初めに申し込むのが良いと思います。旅行や引っ越し前に申し込んだら駄目ですよ。

実際に行うと、5分ほどで通話可能、15分後にデータ通信可能となりました。前者はメール通知が来ますが、データは通信できるか試すしかありませんので、「データだけできない!」と問い合わせしてしまわないように。

また、LINEアカウントと連携すると年齢認証ができて、ID検索が可能となります。

2回線目の申し込みとトータルの損益

1回線目の開通に成功した後、2回線目をMNP転出し、LINEモバイルのマイページから回線追加をします。マイページからでないと追加とならず、通常の事務手数料が発生するので注意します。この後の流れは1回線目と同様です。

キャンペーンの割引を相殺すると、MNP転出・転入2回線分の手数料は実質ゼロ円です。

キャンペーン(~2018/11/6までの加入) 1,200円→300円(6ヶ月900円引き -5,400円)

FREETEL MNP手数料 2,000円 + LINE事務手数料 3,000円(373円) + LINE SIM発行 400円 - 割引 5,400円 = 0円(エントリーパックを利用すれば -2,627円)

2回線目をMNPで転入し、同一契約者で「追加」すれば(利用者だけ別にすることが可能なので、LINEは別々に使えます)、事務手数料3,000円がかかりません。

FREETEL MNP手数料 2,000 + LINE SIM発行 400円 - 割引 5,400円 = -3,000円

FREETELもLINEモバイルも日割り計算してくれないので、その損失を考慮すると、プラマイゼロといったところです。格安SIM同士の乗り換えは、キャンペーンを使わないと得になりません。月額料金はほとんど変わらないので。

また、LINEモバイルエントリーパック(Amazonが最安)は確かに事務手数料が安くなりますが、契約途中でトラブルがあった場合に(審査落ちや、申込みページの操作ミスでも)無効となってしまうこと、手に入れるのに数日かかること、併用できないキャンペーンがあることがデメリットです。


LINEモバイル エントリーパッケージ ソフトバンク・ドコモ対応SIMカード データ通信(SMS付き)/音声通話 [iPhone/Android共通] スマホ代 月300円キャンペーン実施中(月額基本料300円~)


私の考えでは、キャリアから格安SIMに乗り換えたら、移行の変更は不要と思いますが、今回はFREETELが倒産したこと、ユーザーを引き受けた楽天の将来が不安なこと(同価格のプランが無く、キャンペーンも終わる)から、乗り換えを行いました。速度に不満は無く、LINEトークからデータ使用量の確認や問い合わせができるのが大変便利です。FREETEL難民の方にオススメです。

格安SIMと携帯キャリアの住み分け

与党は携帯電話料金を4割下げると意気込んでおりますが、日本会議の菅義偉にキャリアが忖度するか試されているだけで、我々ユーザーがおこぼれに与ることは無いでしょう。

現状でMVNO=格安SIMという選択肢があり、スマホ料金を節約したい人はできるようになっています。


  • 格安SIM → 格安スマホと限られたデータ容量で、トータル月2,000円程に抑える人
  • 携帯キャリア → iPhoneやGalaxyなど、10万円超の本体を使ってガシガシ通信する人


格安スマホは中国・韓国製品を選べばいいのですが、技適が無いと法的にグレーになること、ドコモのプラチナバンド対応可否より田舎で電波がつかめない機種が存在することが問題となっています。前者はザル法なので無視するとして、プラチナバンド(B19)対応の最安値機種はUMIDIGI A1 Pro(2018/11現在)の約12,000円。ハイスペックなスマホほど対応機種が多いので、エントリークラスで探すのは苦労します(これから増えることに期待)。

日本のモノづくりを応援するために日本のメーカーを選ぼう!との声もありますが、スペックを見ても高い値段は高給取りの社員が要因だろうし、それ、総務省の天下り役人かもしれませんしね。

この点、FREETELが中華スマホをオリジナルブランドとして発売したのは、先見の明があったと言えます(買いそうになったけど、口コミが酷すぎるのでやめました。ホッカイロスマホとか…)。ただし、中華スマホがグローバル展開し、プラチナバンドに対応し、エントリーモデルの品質が安定したのは最近のことです。早すぎ、安すぎて事業に失敗した感がありますね。最早復活は望みませんが、これからのMVNO各社には安定した経営を望みます。

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