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2018年8月25日土曜日

玄関収納棚にサンゲツ REATEC 木目調シールを貼って新築のように蘇らせる

玄関収納棚はMDF合板の突板・塗装・シール貼りが多く、ホンモノの木を使っている家は少ないのでないかしら。合板は安価というメリットはありますが、年月と共に端が欠けたり取れない汚れが付いたりして、古びた風合いになりがちです。これに専用シールを貼り、新築のように蘇らせるのが今回のリフォームです。

費用は2~3万円、扉の付け外しを含めて2日ほどあれば作業できます。はさみ、カッター、ヘラがあれば作業でき、小中学校の図工程度の難易度です。

Before&After





収納棚のリフォーム方法いろいろ

玄関収納棚を含め、平坦な合板で構成された収納棚のリフォームには大きく分けて3種類の方法があります。これ以上となると、収納棚自体の交換となります。

塗装する~安価、難易度高く、新築効果は小さい

やすりがけ、パテで傷を埋めた上で、水性ウレタン系塗料を使うのが簡単かと思います。ただし、色むら、刷毛跡が残ることは避けられません。マスキングや乾燥の手間と時間を考えると、あまりおすすめできません。メリットは安価で色数が選べるということです。

壁紙を貼る~塗装の次に安価、耐久性に劣る

壁紙は合板に貼ることが可能です。下記のシールに対して半額以下、柄も多くから選べます。のり付きを選べば、そのまま貼ることが出来ます。ただし、壁紙は意外と脆いので、爪で引っ掻くと傷が付きます。あまり手が触れない部分に使用するのが本来の姿なんですね。

シールを貼る(3Mダイノック、サンゲツREATEC)、耐久性O、施工性O

合板や車のダッシュボードなどのプラスティック製品、ある程度の曲面に対応するのが、3M ・・・などの塩ビシールです。メートル 円以上するので、壁紙より高価ですが、空気抜きし易いようにのりがドット柄になっていたり、ドライヤーで暖めて伸ばして曲面に貼ることが出来ます。また、壁紙と比べると傷が付きにくく、濡れ雑巾でゴシゴシ拭いて掃除できます。

収納棚を買い替えるよりは安価ですが、大きめの棚だと5万円以上かかってしまうのがデメリットです。

スライド蝶番の外し方と調整方法

ほとんどの扉は、スライド蝶番で付けられていると思います。普通の蝶番との違いは、取り付け「後」に左右水平の微調整ができること。これは非常に大きなメリットで、例えば普通の蝶番で扉がズレてきたら、微調整は蝶番のビス穴をずらすしか無いのですが、1~2mm隣にビスを打つことはできないので、パテ埋め→乾燥→調整しながら蝶番固定しなければならず、職人技が必要です。


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築年数経ってくると、扉がガタガタにずれてきませんか?スライド蝶番ならば、ドライバー1本でまっすぐに調整できるのです(調整範囲内ならば)。これ考えた人すごいですね。氷上クルクルまわってるだけの人より、こういう技術者に国民栄誉賞を与えて欲しいものです(日本人かどうかは分かりませんが 笑)。

まず、シールを貼る為に扉を外すのですが、一番奥のビスを緩めます。たくさんビスがあって迷いますが、これ1本だけでOKです。

取り付け時は、左右調整ビス(イモネジ)の足が入りにくいので、ギリギリまで埋め込むよう締めてから行います。この足が入らなくても、金具は固定出来てしまいますが、調整幅が狭くなり、ガタついてしまいます。



イモネジの足が凹部に嵌ること、一番奥のビスに金具の切れ込みが入ることを確認しながら、扉を前からスライドさせて嵌め込みます。奥のビスを軽く締めて、仮止めします。



調節ビスのそれぞれの役割は、以下になります。

  • 奥のビス:扉の浮き(向かって前後方向)を調節します
  • 棚側の取り付けビス:扉の上下を調節します(調節できないタイプもあります)
  • 手前のイモネジ:これが一番使う処で、扉の左右方向の調節をします。上下の金具を調節することで、垂直・傾きの調節もできます。


サンゲツ リアテックの貼り方

必要な道具

カッター、はさみ、定規、ゴムべら(スキージー、プラ板)

寸法取り

シートの規格幅は120cmなので、40cm幅の戸板なら3枚取れそうですが、実際は巻き込むか、余らせてカッターでピッタリカットするので、2枚に止めておきます。勿論裏表全て貼るのが理想ですが、それだけ材料費がかかるので、私は表面と見える部分の裏面のみ巻き込む形にしました。寸法を測ったら、割り当て図を描いて、必要なメーター数を算出します。



そんなことを言いながら私の場合、全然足りない事態になりました…巻き込み・余剰分を計算していなかったので…

貼り方

平面は、位置決めしつつ一部だけ裏紙を剥がして、端を貼り付けます。その後は裏紙を剥がしながらヘラで空気を抜いて貼っていきます。一気に裏紙を剥がすと失敗しやすいので、5cmくらい剥がしてはヘラでしっかりこする、を繰り返すとうまくいきます。もし皺が入ってやり直しが効かない場合は、爪でこすると引っ込むこともあります。とにかく最初はゆっくり、ゆっくり。



端は面取りするか、巻き込みます。なるべく出隅で切れ目がないようにすると、後々はがれにくくなります。接着力は強力ですが、端を爪で引っ掻くとすぐに剥がれてきます。ですので、特に手の触れる部分はシールの断面を出さないようにすること。



入隅、複雑な形の場所は、パーツを分けた方が楽です。直角に押し込むのは得意な素材ではありません。生のり壁紙だと「滑る」ので入隅は楽なのですが。



完成!!どうです、シールを貼っただけでスゴク新しく見えませんか?その秘密は、シールのデザイン(木目)が今風だからです。建材メーカーは今の家に合わせてラインナップを更新しているので、新築でよく見るデザインが手に入るという、それだけのことなんです。




ということで、ホームセンターで古臭いデザインのシールを貼っても、新築のようには見えません。注意しましょう。

使用したのは下記ウッドサンゲツの型番「TC-4263」ハードメイプル板目です。アンティーク調を中古住宅に使うと本当に古いように見えてしまうので、今風のシンプルで明るい木目調を選びました。


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