Huawei HW-01e→ZTE Blade V580
b-mobile→FREETEL
そろそろスマホの動作が重く電池が弱くなってきたので、買い替えを決めたところで、契約している「b-mobile おかわりSIM 5段階定額」も変えようかと他社を調べ始めると、FREETELのキャンペーンが終了間近であることに気付いてからのアワアワ顛末記です。
1.スマホ機種選定
格安スマホというのが最近流行ワードですが、値段も様々、スペックと相場の関係も分かり辛く、結局高くてもいいから大手キャリアに収まる人も多いと思います(最近はヨドバシカメラ等で専用コーナーが設けられているので、そこで説明を聞くこともできます)。何故安い?いや一括の支払額はショップより高いんじゃないか?と疑問が湧きますが、元々の販売方法が歪で、最上位クラスのiPhoneやGalaxyやXperiaを見た目安値で売っていただけなのです。
実際は、DocomoのMVNOの格安SIMを使うのに適したスマホが色々あるから、自分で選んでねという単純な話です。しかしMVNOもスマホ本体の販売や分割払いを行っているため、最適解が見え辛くなっています。そこで、分けて考えましょう。SIMは固定電話やフレッツ光のような「通信契約」、スマホはパソコンのような「家電」、それぞれ自分に合ったものを自由に選ぶ、それだけ。選んだあとでセット販売の方が安ければそちらを買えばいいのです。
機種については、大画面・指紋認証・PokemonGOはやらないけれど将来面白いARアプリが出るんじゃないかと期待してジャイロセンサー搭載、値段は2~3万円から調べました。
まず目についたのが、コストコでスマホ&ケース&保護シール&SDカード&モバイルバッテリーのセットが安く売っているという情報。機種はZTEのAXON
miniとBlade
V580で、価格は29,990円と19,990円。ネットの単品販売より数千円安いため、セットをバラシて転売するセドラーも出てくるのでないかしら?そのせいかZTEという馴染みのないメーカーであるにもかかわらず、2016/8/31現在、V580は宮城県のコストコ富谷、山形県のかみのやまには在庫なし。茨城県のひたちなかにはあるそうですが、茨城は行ったばかりなのでお金をかけてまでまた行けない(でも干し芋焼酎はまた買いたい)ので、Amazonにて23,000円で購入。
同じ条件を満たすものとしてFREETEL REIがありましたが、口コミ評価があまりに酷いのでやめました。国産スマホと名乗れどメーカー名も知れぬ中華スマホであり、29,900円で人柱になるのは痛すぎます。
口コミ以外に機種選定で重要なのが対応バンド(周波数帯)で、これにより使えるエリアが決まります。調べたい機種名+「対応バンド」「対応周波数帯」で検索すれば出てきます。
NTT docomoで使われているバンド
3G BAND 1/6/19/(9)
LTE BAND 1/3/19/(21)
括弧内は対応していればラッキー(主に速度増加メリット)、それ以外は必須です。NTT
docomoの電波全てに対応していないスマホが存在するのは、海外では使われていない周波数をdocomoが使っているからで、日本向け製品でなければ対応する必要がないからです。日本のメーカーと、日本に代理店のある海外メーカー、ASUS、Huawei、ZTE、Google(Nexus)等は対応周波数に問題なく、エリアマップどおりに使える機種が殆どですが、XiaomiやLeTVその他中華スマホは「田舎に行くと自分だけ圏外」状態に陥るので注意が必要です。
2.MVNO間のMNP
MVNO間のナンバーポータビリティ(MNP、電話番号引継ぎ)は殆どメリットがありませんが、
- スマホを買い替えるとSIMのサイズが変わること(micro→nano 有料3,150円、今後はnanoが主流)
- プレフィックス通話半額プランが同じ料金請求でできること(今はb-mobileとG-Callで別請求)
- b-mobileが将来的にMVNOから撤退すること(その時にスムーズにMNPできるか不安)
以上の理由から、2年月額割引キャンペーン(2016/9/5まで)を行っていたFREETELに乗り換えることにしました。
3.手続きの流れ
(1) スマホの購入
実店舗ならSIMが来てから買ってもいいのですが、殆どの機種で通販の方が安いです。
(2) b-mobile(転出元)
My b-mobileからMNP予約番号の取得
最大4日かかるらしいのですが、丸1日ほどでメールが届きました
(3) FREETEL(転入先)
・電話+データ使っただけプランの申し込み
申込み時点でMNP予約番号は必要ありません。後でメールすれば大丈夫です
・SIM到着・開通
SIM到着後に電話で開通手続をする(この時点でb-mobileが解約となる)ため、非通期間は1時間以内です。ただし手続きが9時~18時まで(年中無休)なので、日中に非通時間ができてしまいます。24時間対応で夜間もできたら理想ですがも、昔はSIMが届くまで数日使えなかったのでそれよりはマシでしょう。
・いきなり通話半額プランの申し込み
MVNOは、一定時間の無料通話や家族間の無料通話が用意されていないことが殆どです。つまりこれらは高すぎる携帯料金からの利益で作り出されたサービスなのですね。FREETELの場合は通話が全て半額になる「いきなり通話半額」と、月額399円でかけ放題になる「FREETELでんわ」が用意されています。損益分岐点はひと月88分なので、それを超えて使う人は後者を選ぶと得です。
私の場合は月10分以内なので、いきなり通話半額プランで。これは電話番号の前にプレフィックス番号(00326035)を付けるとFREETELを経由するために安くなるもので、プレフィックスを付ける専用アプリが用意されていますが、そんなものを使わなくても私の作ったAndroidアプリ「00
Plus
Call」があれば、標準のダイアラーアプリを使っていても、影で働いてプレフィックスを付けてくれます。健気でしょう。しかも無料で無広告。課金とか広告が大嫌いな私が自分の為に作ったアプリですが、良かったらどうぞ。
・b-mobile 解約とSIMカード返送、G-Call解約
・music.jpの退会
契約と同時にmusic.jpに入会すると、3年間FREETELの基本料金割引され、2ヶ月間music.jpが無料&1000ポイント取得となるキャンペーンが行われていました。途中退会でお金は発生しませんが、3年割引が2年に減ってしまいます。music.jpの月額料金は400円なので、2ヵ月以内に1000ポイントを使って辞めるのがお得です。
4.お金の話
初期費用と月額費用をまとめると、
スマホ本体 23,000円
b-mobile MNP転出料金 3,240円 + 解約料金 0円
FREETEL 初期手数料 3,240円
初期費用計 29,460円
月々 900円(2年間)
1,199円(2年以降)
(100MB~1GB、動画見ない、ゲームしない人なのでだいたい300MB~500MBに収まります)
だいたいMVNOはどこもこんな値段です。1GB超で安いDMM.comや、楽天ポイントが貯まる楽天モバイルなどありますので、自由に選んでいいでしょう。今後重要なのが会社の経営方針で、b-mobileのように過当競争から抜け出す会社も出てくると思いますので、MVNOを長く続ける気持ちのある会社(IIJは本気だと思う)を口コミやニュースなどで見つけることも必要になると思います。
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